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ガントクの過ごしかた



インドの列車チケット

列車のチケットはオンラインで取れることは以前から知っていたが、これまで使ったことがなかった。インドの列車はその人口の多さからか、かなり先の日程まで埋まってしまっている。
まずシリグリからコルカタまでのチケットを取りたい。シリグリに行って、駅で直接チケットを買うことは難しいだろう。外国人専用窓口がシリグリにあるのなら可能かも知れないが、調べたところそれはなさそうだった。
外国人専用窓口というのは、その名のとおり外国人のみに販売しているチケットを扱っている窓口だ。バラナシなど有名な観光地にはある。
今回はオンラインで取れるならそれが無難。
アプリで調べてみると、数日先になるわたしの希望日にはまだ少しだけ空席があるようだ。
オンラインでチケットを買う際「IRCTC」への登録が必要になる。これも誰かの記事で以前読ませてもらって知ってはいたが、登録はしていなかった。それでまずは「IRCTC」へ登録するところから始めた。ところが、これが上手くいかなかった。
途中までは順調だったが、「OTP」(ワンタイムパスワード)を電話番号とメールアドレスで取得するところで躓いた。メールアドレスは問題なかったが、電話番号……SMSで受信できるはずなのだが、何度やっても受信できない。わたしはインドのSIMを挿していてこっちの電話番号を入力していた。電話番号は間違っていない。受信できないエリアにはいない。ブラウザも変えた。SMSを受信できないのかとも思ったが、このSIMの「Airtel」からは何通か受信していた。
打つ手なし……。この先の先、コルカタからバラナシまでも列車で移動したいと考えていたので、できればオンラインで買える状況にはしておきたかったが仕方がない。コルカタには外国人専用窓口があるようだった。そっちはそこでなんとかするしかないだろう。そうなると少し早めにコルカタに入っておきたいところ。


本家インドの人たちとは全然違う

こっちの人は本当何でも丁寧だし、親切だ。ダージリンもわりとそういうところがあった。まず最初に違和感を覚えたのは、お金や商品を渡すときこっちの人は腕に手を添える。韓国の人がそんなことをやっていたのは見たことあるが、何でも片手で渡したりはしてこない。とても丁寧な印象を受けた。
わたしが泊っているホテルが少しいいからなのか、「Sir」(サー)をつける人も多い。これも丁寧な印象を受ける。
道も親切に教えてくれるし、下手にぼってきたりしない。顔もわたしたち日本人と結構似ている。服装で判断できるが、普通に日本にいそうな人もいる。
チベット系、ネパール系の人が多いようだ。わたしもよくネパール人と間違われる。自分ではインドネシアだと思っているのだが、どうやら自分が思っている以上に日本人には見えないらしい。あまりこっちでは中国人だと言われることはない。


ガントクの過ごしかた

ガントクは思っていたよりずっと街だった。MGマーグというところがあるのだが、そこは綺麗な通りで、全長1キロくらいだろうか、両端には飲食店やショップが軒を連ねる。

MGマーグ

ガントクの見どころは寺院なのだろうがわたしは行っておらず、唯一足を延ばしたところはTashi view pointというところだった。
Tashi view pointからは世界で3番目に高い山「カンチェンジュンガ」が見えるという。近くからではないが「カンチェンジュンガ」はダージリンから見ていたので、それで一応は満足していたのだが、できればもっと近くで見たい。どう見えるのかは分からなかったがとりあえず行ってみた。
泊まっている宿から7.5キロ、徒歩2時間15分と出ている。この距離で所要時間ならずっと上り坂なのだろう。珍しくタクシーを使うことにした。
300ルピー払って連れてきてもらうと、そこは残念ながら「カンチェンジュンガ」を見るにはかなり厳しいところだった。
どうして切らないのか、目の前には木が伸びてしまって視界を遮っている。確実にここから見るはずなのに、なぜか、もしくは故意にそのままの状態だった。おまけに山は雲に覆われていてほとんど見えない。「カンチェンジュンガ」を見るならダージリンからのほうがいいようだ。または行く機を逃した「ぺリン」という街からなら綺麗に見られるのだろうか。
代わりに訪れた観光客たちの写真を撮って過ごした。
帰りは7.5キロの道のりをのんびり歩きて帰った。

位置をずらしてみたが、雲に覆われてしまっていてその山脈を見ることはできなかった


応援ありがとうございます! なんだかいろんなことやていますけど、今後も写真家として活動し続けられるように頑張ります!!!