2021.8.21 岡山-大宮戦 雑感

岡山×大宮。
1-0で勝利でホーム2連勝!
ここで勝点を積むことができ、降格圏から離れることができてよかったです。

判定については、色々ありました。
河田選手の2本は、審判によっては2本ともゴールでもおかしくなかったと思います。
皆さんのツイートを見ていると、やっぱり、そもそも判定が全体的に不安定だったですかね。
VARのないリーグですし、ファジサポとしては、その恩恵を素直に受けたいと思います。

さて。
今日は、なんといっても河野選手のゴール。
前半戦から河野選手は、逆サイドからゴール前に飛び込む形が見られていました。
記憶の範囲で「河野の選手が決めていれば…」という試合が3試合ほどあったと思うのですが、それがようやく実を結びました。
初ゴールは足ではなく、まさかのヘディング。
宮崎(智)選手のクロスも素晴らしく、「実はヘディングが得意」という本人談の特徴と結びついたゴールになりました。

また前半の徳元選手の抜け出しもよかった。
後半戦が始まってから、得点には結びついていませんが、徳元選手がゴールに迫る回数が増えていると思います。
こちらも早く結実してほしいですね。

逆サイドからの飛び込みと、SHが抜けだしてゴールに迫る。
いずれも有馬監督が、前半戦から志向してきたことだと思うので、今後も多く見たい展開です。

他の選手に目を向けると、デューク選手の活躍が素晴らしい。
今日は少し疲れ気味に見えましたが、70分ごろの左サイドでのキープからの木村選手へのパスには思わず声が出ました。
また、前半の右サイドからのヒールパスも目を見張りました。
2017シーズンのデューク選手の個人成績を見て、ただ強いだけでなく、多彩なプレーが期待できると思っていましたが、ここまでとは思いませんでした。

ファジが欲しかった「前線のキープ」はもちろん、キープした後の展開も作り出せる。
これが現役のオーストラリア代表か。
本当にすごい選手が加入してくれました。

木村選手も、左サイドから右サイドに横断するような強引なキープがあって頼もしかったです。左サイドから右サイドへのドリブルでの横断は、やっぱり仲間選手と姿が重なりますね。
木村選手のプレーに関しては、本人は思い切って仕掛けることを意識していると語っていますが、うにがしらは、ラストパスを狙うプレーも増えていると思います。
ラストパスについては、今日の齊藤選手へのクロス(ロブパス?)をはじめ、長めになったりDFに引っかかったりしているので、個人的には強引にゴールに迫るプレーを期待するのですが…
ここがつながるようになると、チームとしても木村選手としても、攻撃にバリエーションが増えてよいのかもしれません。
(余談で素人考えですが、デューク選手のプレーは、木村選手にも参考になるものが多そうな気がしてます。)

大宮さん側に目を向けると、中野選手が元気そうでよかった。
ゴールは認められませんでしたが、後半の河田選手のシュートの2つ前でうまくボールを受けられてしまいました。
「これぞ中野誠也」という一連のプレーでした。
2019シーズンは、このプレーに助けられていたんですねぇ…。

反省点としては、複数得点が奪えず、結果的に疑惑の勝利になってしまったことでしょうか。
大宮さんもそうですが、個々人のスキルが上の相手に対して、ボールを持った時に押し込むことはできていると思います。
そして今日に関しては、河田選手に危ない場面を3回は作られました。
となると、やはり複数得点が欲しかった試合と言えると思います。

うにがしらは、ここ数試合、攻撃時にPA付近まで来たときにボールを停めるシーンが多いと感じています。
これは、攻撃時に急ぐことで、かえって相手ボールになりピンチを招いてしまうことの反省あってのことだと思うのですが、もう少しスピードが上がらないと、相手の脅威にならないのでは?と素人ながら思います。その時に必要なのは、判断力なのかスキルなのか。両方とも中々簡単には、手に入らねぇよ!となった時、「パターンが増える」のも、その一つなのかなと思います。

デューク選手は、本当にファジの希望なのですが、代表の活動で抜ける試合もあるでしょう。
その時にブレネー選手やヨンジェ選手に期待したいですが、うにがしら的には、序盤からチームを支えてきた選手のレベルアップをもっと期待したい。

そんな中、今日の河野選手のゴールは、まさに新しいパターンが結実した形のように思えました。
これがチームがワンランク上に上がる一つのきっかけになりはしないか。
その次が徳元選手をはじめとするSHのラインブレイクではないか。

一つのパターンが新しいパターンを生む。そんなサイクルに入ってほしい。そういった希望が見えた試合だったと思います。次節も楽しみです。


スタジアムで応援された皆様、お疲れさまでした!


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