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心。

初回を、何を中心に書きとどめようかと考えましたが、「心」としました。

個人的には、1番大事なポイントだと思っています。なぜなら、競馬界での仕事のみならず、一般社会で生きていくにしても、絶対に必要な要素だからです。
私は、メンタリストでもなんでもありません。コーチングも出来ないし、根性論も振りかざせない人間です。
ですが、これだけは言えます。


良い心のない人に、良い仕事はできない


世界に太刀打ちする人材に必要なのは、確固たる哲学。これに尽きると思います。
また細かい話は、これから先のストーリーに載せていきますが、いろいろな人たちを見てきた経験上、自己の哲学なくして、特に世界の人材相手に戦う機会の多い、競馬界で勝ち抜いていけるとは思えません。

「他人の不幸の上に自らの幸福を築かない」という言葉を中学時代の担任に教わって以来、私の哲学を形成する血肉の一つになっています。
私の尊敬する、武豊騎手のモットーである「八風不動」。元を辿れば仏教の考えに基づくもので、賢人は八風に動じない、簡単に言えば「勝って奢らず負けて腐らず」。常に平常心、とも言えると思いますが、これも哲学の一つと言えるでしょう。

特に若い世代の方は、これから想像を絶する苦労をされていくと思います。

私の世代は、超就職氷河期。つまりロスジェネ世代の中でも底を打った年代ですが、苦労もなかなかに多かったですし、IT化・グローバル化のあおりをモロに受けて、激しい競争の中を生きてきています。

しかし、今の10代・20代の皆さんは、それらに加えてAIとも渡り合わなければならないし、変化のスピードは加速する一方です。

そんな時代に、どんな仕事をするのか、どう生き抜くのか。他人はどうあれ、自分はどう生きるのか。自己啓発本を読むのもいいし、一流の人間を師と仰いで、その人から学ぶこともまたよしでしょう。

競馬界に入るにしろ、入らないにしろ、死ぬまで付き合うのは自分の身体と心。自身の生き方を決める、確固たる哲学・心の構えを身に付けることを強くおすすめします。

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