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道草を食って帰ろうVol.08【ミカンを食べるなら皮を】

この記事は日本仏教徒協会の会報誌『シャリーラ通信』に掲載されているコラムのバックナンバーです。

冬の到来とともに柑橘類がすこしずつ出回ります。

温州ミカンは500年くらい前に日本に入ってきましたが、徐々に品種改良されたことにより甘味は増しましたが薬効は薄れたと言われています。

美味しさの追求とともに失っていく物があるのだとしたら果たしてそれを改良と言っていいものかどうかわかりませんが、ともかく、もうあの頃のミカンに出会う事は難しいのかもしれません。

でも、ガッカリする必要はありません。

ミカンの主役は果肉よりもむしろ皮!漢方薬として重宝されたりする程なんですよ。

「え~?皮なんか食べられないでしょ?白い薄皮だって剥いて食べるのに」という方も多いかとは思いますが、皮にはたくさんのパワーが秘められています。

①干した皮は胃腸の機能を助ける。気を巡らせて痰湿を除く。

②白い薄皮は寒さの邪気を発散。咳止め。

③ミカンの種は気のめぐりの改善や痛み止め。

④薄皮と外皮の間の白いスジは胃腸の改善と湿邪退散。

ほら?めちゃくちゃ良さそうじゃないですか?

でも、みかんの皮なんか今まで食べた事ないですよね?大丈夫です。ちゃんと美味しく食べる方法があります。

それは…「焼きミカン」として食べちゃうんです!!

無農薬、ノーワックスなどの安全なミカンという前提ですが、軽く水で洗って、アルミホイルにつつんでトースターで15~20分くらい焼く。
以上

超簡単。ちょっと焦げてるかな?くらいでもいいです。ホイルから出して、アツアツを皮ごと食べましょう。あついお茶に入れたり、グラスに注いだ日本酒に放り込んでお箸でつぶしながら飲むという通な頂き方もあるので是非試してみてください♪

今のミカンは甘すぎて食べ過ぎると良くないしむくみの元にもなたったりします。皮と一緒に食べる事で満腹感もあるので大量に食べる事もなくなりますし、皮の薬効でデメリットの部分を相殺できるんじゃないかなぁと思ったりします。

捨てるはずの皮こそ宝だったんだよ、というお話でした。



文章: パン長=柏原 修(日本仏教徒協会会友・パンダ整体院院長)

昭和52年生まれで2児の父親です。
北京中医薬大学提携校・東洋醫学療術専門学院 元師範講師
中医整体師・推拿整体師・レイキティーチャー
シータヒーリング基礎DNAプラクティショナー
占い師(ルーン石、タロット、オラクルカード、マヤ暦など)
【誕生日】12月21日。
同じ誕生日の人は
フランク・ザッパ(天才的音楽家)
本木雅弘(超絶男前)
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【性格】オタクです。知的好奇心のかたまり。
【好きな食べ物】茄子のてんぷら・納豆・たまご
【好きな味噌汁の具】玉子とわかめ

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