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飛ぶ者

何ヶ月も氣になっているのに一向にまとまらなかった出来事です。    

外出をすると、必ず何羽もの鳥が頭上を横切っていきます。家にいる時は、窓の外を低空で飛ぶ鳥が横切るのが見えます。よく近所の家の屋根に鳥が止まっていたりします。見慣れない鳥や、聞きなれない鳴き声の子もいます。おかげでイソヒヨドリとハッカチョウという鳥の名前を覚えました。ある時からは必ず二羽で現れるようになりました。それはカラスだったり、スズメだったり、ハトだったりしました。最近は見慣れない鳥と二羽シリーズは終わったようなので、季節的なことだったのかもしれません。

相変わらず続いているのは始終鳥のさえずりが聞こえることです。結構な雨降りの時も聞こえます。鳥は雨が止んだ時にさえずるという印象があったのですが、今までも雨降り中に鳴いていたのでしょうか。背後で大きく鳴き声がするので振り向くと何もいなかったりします。逆にふいに振り向くとすぐ側まで来ていて、私の目の前でホバリングをして急ブレーキをかけてUターンした時もあります。鳥の急ブレーキを初めて見ました。ほかにも屋根から上に向かって飛び立つのに羽をたたんだまま羽ばたかずに飛び始めたり、風に乗っているにしても、同じ場所に全く動かずに羽を広げて上空に留まっていたりしました。鳥の習性に詳しいわけではありませんが、最近見かける鳥たちにはやけに違和感を感じるのです。

夏になってからは、蝶の不思議な動きも見ます。歩いている時に蝶が飛んでいると時間があれば止まって観察するのですが、歩き出さなければいつまでも周りを飛んでいます。家の周りでも、家を出るときにモンシロチョウがいて、帰って来た時もいたりするのです。同じ蝶ではないかもしれませんが、次の日にも次の日にもいて、放っておけば何分でも同じ葉に止まっています。別の日には黒い蝶が同じように花も咲いていない、産卵する木でもない木に動かず何分も止まっていました。蝶はよく観察しているので飛び方が独特だということがわかります。今まで見てきた蝶とは違うのです。蝶も二匹で現れる時がありました。いつも黒い蝶が二匹でくるくる回りながら上昇しているのです。この光景を出かける度に見ました。本当に生物なんだろうかという感じです。あるいは違う次元の生物を見ているような氣がするのです。

ずいぶん前から次元の裂け目というか、別次元のようなものは大それた感じで存在するものではなくて、実はそこここにあるのではないかと感じていたのですが、それを見せられているのかもしれません。今までの常識というものが役に立たない時代に入っているという連絡かもしれません。これからは柔軟であったり、軽やかであるということが生き易さに繋がると思います。これらのことはそれを象徴しているようです。

他にも色々な不思議現象がありますが、最近は何が起こっても「こんなこともあるのね」と受け入れています。

では、また。ごきげんよう。

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