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終の住処はどこに?シニア世代の住まいモンダイ。その3 

84歳叔母のシニア住みかえモンダイ。
誰もが直面するであろう『終の住処どうする』という話、
⑴コンパクトなマンション ⑵高齢者住宅施設 ⑶建替/リフォーム ⑷子供と同居/近居
ざっくりこんな選択肢があるなかで、⑶建て替え/リフォームのバリエーション案として、現在暮らしている場所で、規模を小さくしながら住み続けるという選択肢はないのか。土地を売ってどこか別の場所に引っ越すのではない選択肢。資金繰りの面だけ考えれば、リバースモーゲージという手もあるのかもしれません。
資金のことと暮らしの質のことを同時に考えた時、慣れた環境に住み続ける良さと相反して、『古い大きな家』に住み続ける大変さもあります。
たとえば、自分の住まいの規模を小さくして、それによって余った部分を、例えば街に開くような場所としてうまく利用してもらう。
自分の家がコンパクト化しても、人が遊びに来られるスペース、遠くの病院まで行かずとも健康相談や健康維持ができるようなスペース、そんな場所を街に開くことで、やや脱資本主義な価値を見出せないか。
土地建物所有者は、土地を売って自分が賃貸で入るのか、借地で家賃収入を得るのか、新しい建物を誰が建てるのか、はたまた改修なのか、そうは言っても資本主義社会、みながウィンウィンで『まわる』ような仕組みはあるのか・・・頭を巡ります。

不動産関係の仲間にもそんな話を吐露すると、建築コストの面で事業がまわらなそうな縦積み案ではなく、木造で、街並みの雰囲気を生かした横丁的な感じはどうかという話もでてきました。容積を満たすだけではない価値やいかに、ということで低層木造をイメージ。

木造3階建くらいの小さな建物が、路地や庭を挟みながら点在し、横丁の風景をうむような形。その中には路地の1階手前はカフェやシェアスペース、奥に40〜60㎡くらいの住宅、上はSOHOでもいいし、ゲストハウスでも、住まいでもいい。小規模で多機能、多世代が交わるような場所になったらどうだろう。

小さいボリュームが点在して、住む+街にひらく多機能なイメージ。

シニアライフの選択肢として、『資金繰り』『暮らしの質』という両面からメリットを生み出せる方法はあるのか、そしてなにより、当の本人はこんな暮らし方をどう思うのか。。。次回に続きます。


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