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「1巻との出会いなおし」の、はなし。#14

全5巻の大長編、「風と共に去りぬ」をついに読破しました!

「風と共に去りぬ」で思い出すもの。
私の母の場合は、まず映画だそうです。
昔観た本作の映画が素晴らしかったとのことで、
私が読了した後、映画と見比べるべく現在絶賛読書中です。

一方の私は、「風と共に去りぬ」と言えば、、
東野圭吾さんの『白夜行』!
TBSドラマに見入っていた同世代の方なら、きっと共感していただけるのではないでしょうか。
雪穂の愛読書であり、亮司からのメッセージが図書館の風と共に去りぬの本に挟まれていたシーンは、個人的にドラマを象徴する名シーンでした。

当時ドラマが放映されていた頃、
学生だった私は近所の図書館に「風と共に去りぬ」を探しに行ったのですが、
そのときなぜか、本棚に【1巻だけ】が無かったのです。。

図書館に行くたび洋書コーナーをチェックするものの、
来る日も来る日も2巻〜5巻だけが並んでいました。

誰かが借りているのではなく、1巻だけが紛失してしまったのだと気づく頃には、私の熱もすっかり落ち着いてしまい、1巻のない小説とはご縁がないままに時が過ぎていってしまいました。

それから約15年を経て。

ある日ふと、
頭の片隅にあった、1巻だけない「風と共に去りぬ」の本棚の景色を思い出すことがあり、一生に一度は触れておこうという心持ちでAmazonでポチッとして、あの行方不明だった1巻をようやくこの手にすることができました。

内容は言わずもがな、名作として後世に残り続ける作品には、
どんな人の心も惹きつける強い引力みたいなものがあるなと、改めて思いました。

スカーレットみたいな女性になりたいと思うか。
これだけで議論を生んでしまうほどに、
複雑な魅力を纏いながら、前を向いて生き続ける姿は、とにかくかっこよかったです。
何を選択するにも、人に嫌われたくない感情がいつでも勝ってしまう私は、
然るべき時には心にスカーレットを飼って、ハッタリでも気持ちを強く持っていたいと思いました。

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