火の用心てこういうこと
私は滅多にイライラしない。大切な人が傷つけられたとかでない限り、本当に腹をたてることはない。
自分について何か言われたところで特に何も思わない。どちらかというと凹んでしまう。
ただそんな私でも無条件でイライラすることがある。
それはPCがきちんと動作しなくなる時だ。
なぜだ。人間の私より賢いはずの君がなぜ私の意図しないことをしでかすのか。人間には値段がつけられないけど少なくとも私より価値がありそうな君がなぜ私を困らせるのか。
サポートデスクに問い合わせるより先に自分で対処する。それは当たり前だと思っている。目を細めて向き合っていた時にハッとした。
かぼちゃを煮ていた。
すっかり忘れていた。どれくらい経っただろう。嫌な匂いはしていないから大丈夫だよな、と大急ぎですぐそばのキッチンへ移動。仰天した。
かぼちゃが散乱している。鍋から溢れた?もはや笑ってしまった。
沸騰したお湯に押し出されてかぼちゃが逃げたのか〜。と一人つぶやきながら火を止める。すっかりお湯は減ってしまった。
近くにいるからと火をつけたまま放置するのは本当によくない。集中しだすと存在を忘れちゃうんだから。
今時は空焚き防止機能や消し忘れ防止機能などコンロの性能もグッと上がっている。とはいえ、鍋の劣化だけでなく油だった場合は火柱が上がっていたかもしれない。とにかく火を使う時は気をつけなければいけない。
身をもって実感した。
やっぱりイライラするのはよくない。自分を見失ってしまうもの。
煮すぎたかぼちゃはスイートポテト風のデザートになりました。
火の用心火の用心。
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