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【デザイン目録】 色の同化とは?

今回は"色の同化"について解説します。🎨✨

暑い日が続き、気温が体温と同化しそうですが張り切っていきましょう!

[色の同化]
-> 面に細い線を入れると、線の色に近くように色が変わって見える。

🦄色の同化とは?

色の同化とは、簡単に言えば"色が同化して見える"ことです。
そのままじゃんって怒られそうですが、実際に見てもらって例を出しながら解説したほうが早いしわかると思うので、そうさせてもらいます。

例えば、灰色の紙に細い黒色の線を引くとします。
すると灰色のはずの紙が黒色に見えるのです。👀

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※線が見えなくなる程度まで、パソコン・スマホから離れて見てください。

どうですか?市松模様のように見えません?
実際は灰色の一枚の四角形を書き、その上に左側だけ細い線を上乗せしているだけですが、あたかも違う色が市松模様で並んでいるように見えるでしょう?!

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ちなみに先ほどの画像を拡大してみたら、こんな感じ(↑)になります。
細い線をたくさん書けば書くほど効果がでます。
(ベタ塗りと変わらない程度まで線を引こうとしないでください。それならベタ塗りしたほうが断然早いし楽です。笑)

🦄写真も色の同化がイケる! インク代、少し浮く説浮上

それでは、実際に写真を使って色の同化を見てみましょう。

1. オリジナルの画像を用意する。

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コレ(↑)がオリジナルの画像です。

2. オリジナルの画像をグレースケールにする。

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グレースケール(白黒)にするやり方はいろいろあるのでみなさんの好きなやり方でやってみてください。
(ちなみに私はAffinity Photoを使いました。)

3. 色を同化させたい部分に、同化させたい色で細い線を引く。

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こんな感じで私は橋と湖、周りの山の色を同化させようとして、それぞれに合った色で細い線を引きました。
(左側の山の線が少しはみ出しているのは単純にミスです。)

この状態ではまだ色の同化は感じられない?
白黒の写真の上に線が乗っかっているだけ?
そう思ったらのならもっと遠目で見てみてください!

4. とにかく遠くから見てみる。または画像を小さくする。

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どうでしょう?
(左の画像:グレースケール)
(右の画像:線をたくさん引いたやつ)
なんとなく柔らかい感じで色が塗られているように見えます。

5. オリジナル・グレースケール・色の同化を並べてみる。

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上の画像:オリジナル
左下の画像:グレースケール
右下の画像:グレースケールの画像の上にたくさん線かいたやつ

オリジナルと色の同化を利用したものを比較すると、
オリジナルは"今"という感じがしますが、
同化を利用したものは"過去"という感じがします。
どこか感傷に浸るような、そんな味が出ているという印象です。

もしかしたら"ノスタルジックなデザイン"にしたいときは、この手法が使えるかもしれませんね!

そして何より線を引いているだけなので、ベタ塗りの画像と比べて使用するインクが節約されるのではないでしょうか?
(※個人の感想です。)

さらにはプリンターを使わなくても、グレースケールの写真があれば、色鉛筆や細いマーカーで、直接写真に線を書くのもおもしろそうですね❗️
実際とは違う色を塗ったりして、家族や友達と塗り比べしてみるのも楽しいかもしれません❗️

👻おまけ:色の同化は"アレ"にも使われているよ

みなさん、実はとても身近なもので"色の同化"が使われているのを知っていました??

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そう、実は「みかん」がそうなんです。🍊🍊🍊
みかんを赤いネットに入れて売っているのをみたことがありますよね?
あれって、今までやってきた過程そのものではないですか?

みかんのネットの色は赤色っぽい色をしています。
ネットの色の同化により、みかんが赤みを増して見えるのです。
より熟してておいしそうに見せかけている、そういうことだったんですね。

スーパーなどで見たみかんは熟してておいしそうな赤みがかったオレンジ色に見えたはずが、家に帰って食べようとしたとき、オレンジ色と黄色の中間ぐらいの色に見える。
これはみかんが若返ったのではありません。
ただネットをつけているかいないかで見た目が変わるのです。

実は世の中にはまだまだ"色の同化"を応用したものがたくさん存在するのです。もし興味をもったのなら、探してみてくださいね。

どうでしたか?
少しはおもしろかったでしょうか??
もしよろしければ"スキ"してくださいね❤️
今後とも情報を発信をしていくので、気に入っていただけたらフォローしてくださるととても嬉しいです。😭



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