ファイルコインの先物市場での価格でわかる注目度！

将来的に交換してくれる先物トークン

2020年10月19〜23日にメインネットが公開されるファイルコイン（Filecoin）ですが、実はすでに先物市場で取引されているものがあります。

これはIOUという、第三者が発行する手形や預かり証のことで、わかりやすい言葉では、借用証明書ということになります。

本来は上場前であるため、世の中に出ていないので現物を購入することはできませんが、取引所がIOUを発行することにより、現物が上場された後、その現物トークンを手に入れることができるのです。

これが現在ファイルコイン（Filecoin）でも行われていて、上場後、6ヶ月以内に引き換えると言っているものが「FIL6」になります。

また、多くの取引所が扱っている「FIL」という名称は、基本的には6ヶ月引き換えの「FIL6」のことを意味し、その他にも、3ヶ月以内に交換する「FIL3」、1年以内に交換する「FIL12」、最長では「FIL36」まであります。

以下に、ファイルコイン（Filecoin）扱っている主な取引所を紹介していきますが、ご存知の方であれば、名の知れた大手の取引所も扱っています。

価格は10/9時点です。

Gate.io
取引所ランキング59位
通貨ペアFIL/USDT 2,334円

Bit Forex
取引所ランキング83位
通貨ペアFIL/USDT 2,332円

BIt Z
取引所ランキング123位
通貨ペアFIL/USDT 2,352円

Poloniex
取引所ランキング34位
通貨ペアXFIL/USDT 3,930円
通貨ペアXFIL/BTC 4,027円

HBTC
取引所ランキング71位
通貨ペアFIL3/USDT 2,465円

主な取引所は以上になり、この他にもいくつもの取引所が取り扱っています。

これを見ると、各取引所において価格に差があり、アービトラージが可能ではないか、と思うかもしれませんが、あくまで取引所が発行するIOUなので、取引所間での移動ができません。

あくまでも、その取引所の中でのみ売買することが可能です。

ファイルコイン（Filecoin）のローンチ後、保有しているIOUトークンと交換をしてくれるというわけです。

その期間が、「FIL」に続く「6」や「12」などの数字なのです。

では、なぜこのようなことが行われるのかというと、それはファイルコイン（Filecoin）に対する世間の注目が非常に高いからに他なりません。

単なる暗号通貨の1つとして、ではなく、そのベースになっている技術の「IPFS」が、インターネットの概念を大きく、ガラッと変えてしまう可能性を秘めているためです。

2020年に入ってDeFiなどにより、仮想通貨市場は少しずつ活気を取り戻しているようにも見えますが、実際には参加者は少なく、どこの取引所でもユーザー獲得に苦戦しているのが現状です。

そこで、キャンペーンなどをうって、顧客の囲い込みを狙うのですが、その手段の1つがこのようなIOUによるトークン発行になります。

ファイルコイン（Filecoin）の注目度が非常に高く、大きな可能性を秘めているからこそ、上場前からいくつもの取引所で扱われているのです。

多くの取引所でマイニングにも参加しているファイルコイン（Filecoin）

そして、ファイルコイン（Filecoin）のIOUトークンを発行している取引所の多くが、そのマイニングにも参加しています。
なぜなら発行しているトークンと現物トークンを交換するためには、ファイルコイン（Filecoin）仕入れなくてはならないからです。

ファイルコイン（Filecoin）の価値が上がれば上がるほど交換に必要な単価は上がりますので、いかに安く、事前に集められるかが取引所の大きな課題でしょう。

そのため、大手のマイニングファームに参加し、自社でファイルコイン（Filecoin）を効率よく、安値で得られるようにしているわけです。

そして、ここがファイルコイン（Filecoin）の価格上昇に期待できる要因の一つにもなります。

すでにIOUによって配布している分を確保する必要があるため、ファイルコイン（Filecoin）が上場した際の需要に対し、確実に供給が足りなくなるのです。

この需要＞供給が、ファイルコイン（Filecoin）の価格が上がる可能性が高い大きな理由の1つです。

IOUトークンの参加は注意が必要

最後に知っていおいていただきたいのは、IOUはあくまでも各取引所が発行する借用証明、つまりは独自発行しているものになります。

そのため、万が一取引所に何かあった場合、購入したIOUをどこかが保証してくれるということはありません。発行しているProtocol Labsに言えば解決するものでもないのです。

取引所の信用で買うわけですから、IOUを購入する場合、その辺りのリスクをしっかりと考えてからご参加ください。

メインネット公開直前の10月17日　
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