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3/8オープン戦オリックス対日本ハム

昨日の試合について書いていきます。まずは結果から。

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スポナビの戦評の通り、宗選手の3安打など計9安打を放つも1得点にとどまり、敗戦となってしまいました。チャンスはあるのに点が取れないもどかしい展開に荒れたファンも多かったのではないでしょうか。

ノーアウトから出塁したのは、初回・二回・六回・八回・九回となんと5/9イニング。特に初回は相手の連続エラー、二回は連打でともにノーアウト一、二塁というシチュエーションを作ったにも関わらず無得点に終わり、日本ハムに主導権を渡してしまいました。

オリックスのような投手にも野手にも不安のあるチームにとって、1番大事にしなくてはいけないと私が考えているのが先制点です。初回を終えた時点で1点リードしていれば勝率.656、2点なら勝率.796というデータ(http://archive.baseball-lab.jp/column_detail/&blog_id=15&id=39)は、先制点を取ることが試合の趨勢を大きく決めることを明示しているからです。

まずは初回。横尾選手の連続エラーでノーアウト一、二塁でバッターは吉田正尚選手。

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四隅をついた実戦的な配球で見逃し三振に取られてしまいます。特に決め球となったアウトローのフォーシームは絶品。さすがの吉田正尚選手も手が出ませんでした。

続くジョーンズ選手の打席。

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アウトコースから中寄りに入ってくる甘めのボールでしたが、引っ掛けてしまいショートゴロゲッツー。

ジョーンズ選手に期待はしていますが、今年こうした三遊間でのゴロによるゲッツーは今後も多く見られると私は考えています。

こちらは昨年のMLBにおけるジョーンズ選手のスプレーチャートですが、元来プルヒッターであるゆえに打ち損じた時の三遊間へのゴロが目立ちます

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とはいえ、ジョーンズ選手に期待しているのは長打力。今後、ゲッツーでチャンスを不意にしてしまうこともあるでしょうが、それ以上に長打で得点をあげてくれればいいのです。

昨日についていえば、この初回と二回の序盤のチャンスをものにできなかったことが試合の行方を決めてしまいました。中軸の吉田選手・ジョーンズ選手が抑えられると当たり前ですが得点力のダウンに直結することが再認識できました。

7番に入っているT岡田選手あたりが長打力を発揮して中軸に食い込んでくれるとマークも分散していくのですが……。

明るい話題としては、ロドリゲス選手が二軍復帰戦でホームランを放ち、一軍にも早期に出場できそうなことでしょうか。彼がパワーをみせて中軸にどう組まれるか。FAに参加せず、打撃面の上積みが少ないオリックスにとって、中軸問題は今シーズン通しての問題点になりそうです。

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