2/29オープン戦ヤクルト対巨人
昨日は無観客試合のオープン戦が行われました。4年に1度の閏日で、このような事態はとても残念ですが、仕方ありません。私はスポーツバーで観戦し、お酒を飲みすぎてしまったので少しあやふやなところもありますが、昨日の内容を振り返ってみました。
まずは結果。
先発は高橋奎二投手。今年、私がスワローズの投のキーマンに挙げた選手です。
昨日はこの時期で最速150kmを記録し、フォーシームに一層磨きをかけてきた印象です。三振は4イニングで5個と、昨年リーグ4位のK/9=9.06と高い奪三振能力は変わらず、いい調整をしてきたなと感じました。
一方、課題も明らかで、4イニングで73球と球数が嵩んでしまいました。フォアボールは2つながら、フルカウントになった打者が4人。特にモタ選手に本塁打を浴びた4回は27球を投じており、追い込んでからの制球はやはり磨きをかけていく必要がありそうです。
モタ選手との対戦では、3球でチェンジアップを2度振らせて投手優位のカウントを作っただけに、被弾したのはもったいない失点だったと言えます。
ただ、オープン戦ということもあり、モタ選手にはこの日フォーシームとチェンジアップしか投じていません。他の右打者にはカーブとスライダーも交えていますので、このあたりのボール選びはシーズンに向けてのデータ集めという面もあったのでしょう。
先に挙げた記事の中で書いたのですが、フォアボールは出すものだと思って見ているので、昨日に関してはフォーシームに球速が出ているのでまずは一安心。失点は被本塁打の2点のみで、ランナーを出しても崩れなかった点はプラス材料。でも球数を減らす工夫を考えないといけないね、というのが高橋投手の寸評です。
打者では、打のキーマンに挙げた塩見選手。
塩見選手は練習試合〜オープン戦にかけてレフト、センター、ライトの3ポジションを担い、どこでも安定した守備を見せてきました。そして昨日は菅野投手から2安打。
菅野投手からは速いカウントで仕掛け、打者優位なカウントで振り切ることができていました。今年飛躍するためには、これが重要。
センター後ろのフェンス直撃で悠々三塁打にしてしまう脚力は今のスワローズ野手陣にないもので、センターでのスタメン起用に向けて大きく前進する内容となりました。
飛躍の条件として、ボール球をファウルで逃げて三振を減らすことを挙げました。第三打席、サンチェス投手との対戦ではストライクゾーンに抜けたフォークボールで三振してしまったものの、第四打席ビエイラ投手との対戦。
低めのボール球をしっかり見逃し、フォアボールをもぎ取りました。出塁するとすぐに盗塁も成功させ、9回勝ち越しの立役者となりました。
4打席中3度出塁した昨日の塩見選手の働きはいいアピールとなり、試合を勝ちに導くキーマンとしての存在を見せてくれました。
昨日は、キーマンにあげた2人がいい内容を見せてくれたので、私としてはとても満足でした。さぁ、今日は誰がどんな活躍を見せてくれるのか。楽しみですね。
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