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感情のコントロール

不機嫌な人が苦手だ。
立場が上の人の不機嫌には参ってしまう。

学校の教師が不機嫌で。
生徒がビクビクするのってありえないよね。
でも、そんな先生多かったな。

上司にも不機嫌な人が多かった。
私は正直な性格なので。
お世辞も言わないし機嫌も取らない。
可愛がられるタイプではなく。
イライラや怒りをぶつけられた。
上司は、できていない事を指摘するだけ。
部下ができていないのは、指示やシステムにも問題があるのでは?
だが、フォローや率先して現場に出ることなどするはずもなく・・・。
部下は、ヘトヘトになりながら残業していた。

かと思うと。
ある時は、ものすごく上機嫌で。
やたらと絡んでくる。これもしんどい。

なんなんだ?
美女に囲まれて褒められて機嫌が良くなり。
嫌なことがあると周りに当たり散らすような。
そんな単純な性格の人が大成するのだろうか?
ワガママな人の方が得なのだろうか?

私は、いつも平常な態度でいる人を支持する。

落語家の柳家小三治さんが。
名人、古今亭志ん生、桂文楽の芸をこう評していた。
(寄席で聴いた事なのでうろ覚えだが)

志ん生師匠は。
調子がいい時はものすごく良くて。
悪い時はてんでダメ。
それが魅力になっている。

文楽師匠は。
毎回同じ。一字一句、間も、何もかも。
上手い芸を披露する。
「毎回同じじゃねぇか」と批判する人がいるが。
自分の体調の良し悪し。機嫌の良し悪し。
客の良し悪し。
世間のニュースやムードに左右されず。
毎回同じに「している」
これがすごい。これが芸なのだ。
自分のコントロールと場の掌握がすごいのだ。と。

だから、機嫌が悪くても、それを出さずに。
毎回、同じように人と接することができる人はすごいと思う。
人と接する時、自分の感情をコントロール「している」のだ。

そんな人に私は心の座布団を1枚あげたい。
何だ、心の座布団って。

追記
でも、感情を押し殺したり。
無理に明るく振る舞ったりして。
心を痛めてしまう人もいる。
うーん。そうだよな。
感情をコントロールしている人は。
周りから気づかれずに自分を追い込んでしまっている。
うーん。


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