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あの人が見えているもの

タモリさんは坂道が好きだ。
日本坂道学会の副会長だ。

正直、私にはわからない趣味だ。
坂道を見ても特に何も思わない。

坂道の観点
会長:山野、副会長:タモリが坂道を見る鑑賞の点は、
1.勾配の具合を自分の目で確かめる。
2.湾曲の行き方(角度・傾斜)はどうなっているか。
3.周囲に江戸などの歴史、景色、風情を出す物があるかどうか。
4.坂道の名前の由来など、由緒を自ら調べ感じとれるか。
と、言った事を2人は述べている。
Wikipedia
日本坂道学会

『観点』
つまり『見ているもの』と。
『見えているもの』が私とは違うのだ。

世の中には。
誰かが創った素晴らしい物や工夫がある。
守られ引き継がれてきた歴史がある。
辛い人生を生き抜いてきた優しい人がいる。

目の前にあるものは。
誰かの歴史と工夫の到達点である。
そこに面白さを見出すことができる。
驚き、興奮して、感動することができる。

「見える」ようになるには。
「好奇心」と「知識」が必要だ。

私には見えていないものがたくさんある。
隣にいる人は、すごい人かもしれないし。
目の前にある物は、すごい物かもしれない。
そう思うだけで楽しい。

タモリさんが好きだからといって。
自分まで坂道を好きになる事はない。

こうやって書いたけど。
見えないし、気づけないのも、また一興。

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