ソウ&うつ

ソウです。うつです。ソウ&うつです。
そうなんです。幼い頃から、繰り返してきました。

男3人兄弟の末っ子で、産まれたときからオーディエンスが身近にいる状態。エンターテイナーとしての目覚めは必然でしょう。お調子者で、皆を沸かす・注目されるの大好き・誰か観てたら何かやらなきゃの芸人気質。幼稚園の途中まで「可愛いだけの、おチャラ気ボーイ」だったんです。が、教室の様子を録音した音声を聴く機会があって「行き過ぎるとスベる」と気付き、自らダメ出しして、真摯に芸道を極めんと今に至ります。そんな事もあって、現在の「お笑いに対する厳しい姿勢」が培われたのです。お笑い論については別に機会を設けるとして、「ソウ」はこうして生まれました。理性の制御外れると行き過ぎる。「スベる」事も恐れないソウ君です。
「うつ」君は、所謂「省電力モード」です。話しません。おチャラ気要素は仕草のみ、喋りません。物思いに更けるだけのイケメンに成り下がります。女子人気は「うつ」君の方が高いです。男子連中は、ソウ君の行き過ぎには引くくせに「うつ」君には「気取ってんじゃねぇ」と当たりが強いです。

「省電力モード」は「スリープモード」では無い。脳は仕事中。
同年代比で体力が無い、疲労し易い。同じ事するにも体力任せでは対抗出来ない。故に考える。最適解を求める。結果、勝利!
「考えてないで、とにかく実行しろ」は「死ね」に聞こえる。

私の「考える」習慣は、生き残りの為の手段でした。考え無しに行動して「失敗→再チャレンジ」が出来るのは、体力ある人のみに許される特権です。心配性でもあります。答えが出てから実行するのは精神的にも良く、仮に失敗しても「失敗から学ぶ」効果は、「考え無しの失敗」とは比較になりません。失敗して「あっれー?おかしいなぁ…??」とかいうやつには「全然おかしくねぇよっ」と腹の中で毒づきます。

反面、考えても意味の無いことに対しては、即時実行します。コンビニで、くじを引かされるときは、枚数数えるのみです。「うーん…。」とか言って探り、1枚ずつ取り出すのは有り得ません。断って引かない選択も有りますが、当たった景品をバイト店員さんに差し上げるのが最適解と判断してます。

他の人より考えてる自覚はあっても、体力虚弱故のサバイバル術で後天的なものと思ってました。生まれつきと言われた所で、体力増強される訳では無いので、何も変わりません。
そんな訳で、今日もソウ君・うつ君と楽しく過ごしてます。
「そう言う、お前は誰なんだよ?」
私?私は勿論、理性です。


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