CSSのfont-weightは2段階まで

font-weight、つまり太字です。
2段階と言うのは、何も設定していない「normal」と、太字の「bold」だけです。
フォントの種類によっては、大体9段階ぐらいあり、CSSの「font-weight」の値にも、「100」~「900」までの9段階の値があります。
Googleフォントにおいては、きっちり100~900までの値まで掲載されています。

しかし、Webブラウザが確実に表示できるのは「bold」だけです。
「bold」は、大体700相応の太さですが、これ以外の太さは、ほとんどの場合は、うまく反映されません。

しかし、そもそもフォントを太くするというのは、どういう事なのかを考えていただきたいです。
それは、太くした部分は、より重要な部分と伝えるためです。

フォントの太さが数段階設定できるからと、細かく設定しすぎていては、どこが重要な部分なのかが曖昧になってしまいます。
仮に、フォントの太さを細かく設定できるにしても、普通(normal)か、太い(bold)かだけに留めておくのがよいでしょう。

太字をデフォルトにしたい?

これもかなりの悪手だと思われます。
デフォルトのフォントが細いから、もうちょっと太くしてあげたい気持ちはわかりますが、デフォルトにまで手を付ける必要はありません。
Webは紙媒体と違って、それぞれの端末で読みやすいであろうデフォルトが定まっているでしょうし、ユーザー自身が各自見やすく設定する場合もあるでしょう。

もし、本当に9段階ぐらいの太さで調整が行えるとしても、むやみに太字の種類を増やしては、どれが重要な部分なのかが曖昧になってしまいます。Webでのフォントの太さは、見栄えではなく、そこが重要であると強調しているという意味合いがある事も、忘れてはいけません。

2022年12月21日 改定


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