未完成コーダー

未完成コーダー

最近の記事

私がフリーランスにならない理由

IT業界はフリーランスが当たり前のようになっており、技術的な事について検索すれば、必ずと言っていいほどフリーランスを推奨するようなスクールの記事が出てきます。 確かにPCがあるだけで、いつどこでも好きな時に仕事が出来るという魅力はあるでしょう。 しかし、私はそんなフリーランスになりたいとは思いません。 その理由を今回お話しようと思います。 全て自分の責任フリーランスとは、いわば1人社長です。 保険の加入から案件の交渉まで、全て自分で行わなくてはなりません。 そして、案件

    • 長さの単位はremやemがよい理由

      最近のWebサイトでは、ピクセルではなくremやemを使う事が推奨されている事が多いのですが、その理由についての見解を述べていきたいと思います。 rem・emとはremは「root em」の略で、「root」とは最高権限や最高の親要素などの意味があります。 CSSの場合は、<html>要素や「:root」で指定されたフォントサイズと思えばいいでしょう。 remは自分で指定する事も可能で、CSSで「html」または「:root」に対し「font-size」を指定する事で自分

      • ピクセルの行方

        Webサイトの長さの代表的な単位にピクセル(px)が存在します。 しかしこのピクセルも将来的に扱われ方が変わってくるような気がしてなりません。 ピクセルとはピクセルというのは、映像の最小単位の事です。 現在多く普及しているFull HDの場合、1920×1080pxですが、これは1920個の粒が横に並び、それがさらに縦に1080本並ぶ事によって映像を作り出しています。 画面を構成するための、ほんの1粒がピクセルです。 ディスプレイの解像度が低かった時代、640×480px

        • CSSはネストするべき

          最近CSSにおいて、ネストが全ブラウザでサポートされました。 ネストとは入れ子の事で、プログラミングにおいてはこの階層が深くなる事を嫌う傾向にあります。 ネストが嫌われている理由PHPなどのプログラミングにおいて、深いネストは嫌われております。 主にif文において、複数の条件式を使用する際に、1つのif文に1つの条件式のみを入れ、それを複数回繰り返したり、if文を抜け出ないまま、その中でまたif文が繰り返されるなどして発生すると思われます。 if文のネストが深いと、コード

        私がフリーランスにならない理由

          Sassは不要になるのか

          現在、Sass(SCSSも含む)に関する記事を探していると、Sassは不要という記事を目にします。 はたして、本当に不要なのでしょうか。 最終的には不要になるかもしれない現在はネイティブのCSSでもネスティングが出来るようになったり、だいぶ進化していると思います。 ネスティングにも親セレクタとして「&」を使うあたり、おそらくSassで出来る事を取り入れている傾向にもあるように思えます。 現在でも便利なSass(SCSS)今はさすがに中カッコもない初期の「Sass」は使いま

          Sassは不要になるのか

          情報漏洩などのインシデントは、なぜ起きるのか

          超が付くほどの大企業でさえも情報漏洩は発生しているようです。 最近でも、とある大企業の情報漏洩がニュースになっているようですが、なぜそのような事件が発生するのでしょうか。 派遣社員である事が多いようだが…派遣社員の人や、派遣業界を悪く言いたいわけではありませんが、多くの事件において、派遣社員が情報の持ち出し等を行っている事が多いようです。 ただ、その人が本当に「派遣」だったのかも気になる所です。 IT業界におけるプログラマーは、このプロジェクトには何人のプログラマーが必要

          情報漏洩などのインシデントは、なぜ起きるのか

          誰のためのWebサイトなのか

          成果物の所有権は、もちろん発注を行い支払いを終えた発注者にあります。 しかしWebサイトの場合は、誰のために作られるものでしょうか。 所有者のためのものであり、そうではないWebサイトの持ち主は、もちろん所有者にあります。それは当然ですね。 ならば、そのWebサイトは所有者の好みに合わせて作ってしまえばいいのでしょうか。 Webサイトは、最終的にはWebサイトを訪問する人がいてこそ価値があります。 そこには制作者の好みも、所有者の好みも通用しません。 訪問者にとって、見や

          誰のためのWebサイトなのか

          なぜ企業で不正行為が起きるのか

          最近、ビッグモーターの不正やパワハラ等の話題が尽きないですが、今回は私自身もビッグモーターに限らず、疑問に思う事をお話します。 ノルマの問題社員に過剰なノルマを課す事が問題視されていますが、特に営業にノルマを課したとしても、そもそも商品を購入するお客さんがいなければ、ノルマの量に関係なく達成不可能ではないでしょうか。 それなのに、社員にノルマを課して、いつまでも売れない商品を作り続けたり、営業にノルマを課して走り回らせても、売れないものは売れないのではないかと。 不可能を

          なぜ企業で不正行為が起きるのか

          SCSSの親セレクタ「&」で文字結合しないでくれ!

          SCSS(Sass)において「&」は親セレクタで、コンパイルすると親要素のセレクタに置き換わります。 疑似要素などを付ける際には、大変便利なものです。 また、「&」の後ろに文字を記述する事で、親要素の後に記述した文字が結合されます。 例えば「.parent01」を親要素とし、「.parent01_child」を子要素とする場合、「&_child」と記述する事ができます。 これがコンパイルされると、ちゃんと「.parent01_child」と出力されます。 とっても融通の利

          SCSSの親セレクタ「&」で文字結合しないでくれ!

          解雇規制を緩和するなんて、とんでもない!

          たまに解雇規制を緩和してほしいという、経営者の声を目にする事があるのですが、私は解雇規制緩和には反対です。 解雇規制を緩和してほしい理由解雇が容易になれば、もっと適正のある人を雇い直す事が出来たり、不向きなのに、いつまでもしがみついている人のためなどを聞きます。 なら、それ以上に配慮するべき事があるでしょう。 なぜ解雇が難しいのか解雇が難しい理由は、極めてシンプルです。 その人の生活が、かかっているからです。 雇用というのは、生活の支えであり、それがいきなり解雇となる

          解雇規制を緩和するなんて、とんでもない!

          システムエンジニアを目指していた頃の経験談

          現在はHTML・CSSでWebサイト制作を行っている私ですが、こんな私も実は一時システム開発を目指していた時期がありました。 特にエンジニア職は派遣(?)が多く、客先に出向して開発に関わる業種です。 いわゆる「客先常駐」や「SES」というヤツです。 結論から申しますと…オススメはしません。 その理由は、SESで調べていただければ、わかるとは思いますが、ゼネコン構造で最底辺だとか、中抜きが多いとか、技術力が育たないとかが多く言われていますが、ここでは私の体験に基づいて、別の

          システムエンジニアを目指していた頃の経験談

          デザインパターンを使わないという選択

          CSSを制作するうえで、BEM記法や、FLOCSSなどと言ったデザインパターンがありますが、私の場合は、それらを全然使用していません。 なら、デタラメにCSSを書いているのかと思われるかもしれませんが、私は私なりに、理解のしやすいCSSを組む事を考え、それを洗練できるよう研究を続けています。 デザインパターンを導入しない理由FLOCSSの場合、まず第一に、FLOCSSの構造自体が超大作すぎる事です。 役割ごとに、かなり細分化されたディレクトリ構造を持ちますが、Webサイトひ

          デザインパターンを使わないという選択

          クリエイティブな仕事は工数管理が難しい

          プログラミングや、HTMLコーディングの際によく聞く工数管理ですが、実は私は、クリエイティブな仕事においては工数管理というものは、とても難しいと考えております。 工数が見えないプログラミング・コーディングと言えば、すでに出来上がった仕様書やデザインを、ソースコードに書き起こす仕事と思われるかもしれませんが、そのソースコードを考え出す事自体が、単純な作業ではないため、作業にかかる工数が見えてこないのが現実です。 ソースコードを書く作業は、解決方法は無限にあり、同じ結果を目指

          クリエイティブな仕事は工数管理が難しい

          Webサイトで不可能なデザイン

          HTMLコーダーは、デザインを基にWebサイトを構築していく仕事ですが、デザインさえあれば、なんでも出来るというわけではありません。 位置合わせ背景と要素の位置を合わせる。紙媒体では基本的な事ではありますが、Webサイトではこれが非常に難しい事です。 特に親要素の背景に、子要素の位置を合わせるなど、ほとんど不可能と言ってもいいレベルです。 PCのブラウザは可変ですし、ユーザーはどんなブラウザサイズで閲覧しているのか、わかりません。 なので、ブラウザサイズによっては、テキス

          Webサイトで不可能なデザイン

          ピクセルパーフェクトはSEOに強いのか

          ピクセルパーフェクトについては、さんざん記事に書いてきましたが、とある場所にて、このような文言を見かけたため、記事にします。 「SEOに強いピクセルパーフェクト」 ピクセルパーフェクトとは、デザインデータから1ピクセルもズレずにHTMLを作り上げていく手法です。 それがSEOに強いとの事だそうですが、ハッキリ言って都市伝説です。 GoogleはどうなのかSEOと言えばGoogle。Yahoo!検索もGoogleのエンジンを利用しているらしいので、SEOと言えばGoogl

          ピクセルパーフェクトはSEOに強いのか

          工数管理に厳しくなりすぎてはいけない

          作業を行ううえで、工数管理は必要な事かもしれません。 どの作業を、どのぐらいの時間に配分するかなど… しかし、クリエイティブな仕事の場合、そうもいかないものです。 私の分野はWebサイトのコーディングですので、ややコーダー寄りの意見になります。 クリエイティブな仕事は工数が読みにくい例えば大工さんが釘を打つ仕事なら、釘の本数を見れば、大体の時間は計算出来るでしょう。 釘1本打つのに何秒かかり、釘の数で計算すれば、打ち終わる大体の時間は予想できます。 ただ、クリエイティブ

          工数管理に厳しくなりすぎてはいけない