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現地での家探し

前回から少し間が空いてしまいましたが、入国後に行ったことについて書きたいと思います。

Airbnbで1カ月部屋を借りていたので、その間に家を見つけて契約したいと考えていました。
とにもかくにも、殆どの手続きは住所がないと進みません。
まずはネットで家の借り方について色々調べました。
日本では、仲介業者を訪ねて、希望の条件を伝え、物件を提示してもらい、内見し、気に入ったら契約という流れが多いと思います。
一方ドイツでは、基本的に大家と直接やり取りをするのが一般的なようです。
日本でいうsuumoみたいなサイトがいくつかあり、そこに掲載されている物件には大家の連絡先が載っているので、そこに問い合わせをして、内見の予約をとる流れになっています。
https://www.immobilienscout24.de/ (ドイツ版suumo)
ご存じの方もいるかもしれませんが、ドイツの都市部は住居の供給が不足しており、倍率が非常に高く、家探しは困難を極めるようです。
私の留学先の町は田舎なので、何とかなるだろうと思っていましたが、田舎は田舎で別の難しさがあると体感しました。

私は①病院から徒歩圏内、②2人で住める広さ、③家具家電付き、④賃料が高すぎない
という条件で家を探しました。
この条件で探すと、どのサイトも出てくる物件は10件未満でした。
そうです、田舎ではそもそも物件が少ない!
そして人の移動が少ないため、空き物件も少ないそうです。
そこで、それらの物件に片っ端からメールを送りましたが、返信は全くありませんでした。完全スルーです。
恐らく、上記の条件の家を借りる人は、ある程度収入がある人が想定されるため、大家としても、収入のないドイツ語を話せないであろう日本人に敢えて貸さなくても、他に借りる人はいくらでもいるのだろうと思います。自分が大家でも貸さないであろうと思います。

そこで、条件の見直しを迫られることになりました。
家具家電付きをあきらめるか、賃料を上げると選択肢は増えます。
家具家電をいちから揃えるのは考えただけで眩暈がするので、しかたなく家賃を上げることにしました。家賃の予算を上げると、いくつかの物件は、大家が管理を仲介不動産屋に委託しており、メールを送ると、返信が返ってきました。業者からメールが返ってきただけで、泣きそうなほど嬉しかったです。

そのなかで、比較的安く、1カ月以内に空きが出る物件があり、そちらの物件を内見することが出来ました。
ドイツでは、入居者がまだいる物件でも、お構いなしに入って内見するのが普通だそうです。
私が内見したときは、家主は不在でしたが、業者の人がカギを開けて、家の中を見学しました。(もちろん家主の許可は取っているようです)
業者の人は東南アジア系で、つい最近日本に旅行したとのことで、とても優しかったです。
家の中は、めちゃくちゃ汚く、水たばこが置いてあり、ネットの写真からは変わり果てていましたが、街中で立地はよく、小さなバルコニーがあり眺めも良かったです。

築60年!、5階建てエレベーターなしの5階、妻が希望していたバスタブもありませんが、ドイツにきて早1カ月、私の心は折れかかっていたので、私はすがるようにこの物件を契約しました。
家賃はおおよそ€1100、現在の換算だと18万円位です。ちなみに水道とガスは含まれていますが、電気は別です。高い。。

入居までの期間、Airbnbで別の部屋を借り、入国から1か月半かかり、ようやく家を手に入れることが出来ました。
ドイツの家探し、予想より大変でした。とはいえ、日本にいる間に出来ることは限られているので、結局は現地で何とかするしかないのかなと思います。

住めば都、現在は入居して1カ月が経ちましたが、大きな不満もなく暮らせています。唯一、インターネットの回線契約にてこずり、苦労しましたが、その話は次回以降にしようと思います。


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