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ミュージシャンと映画と音楽と。(個人的偏愛とライブ振り返りをもとにグダグダとお送りします)

コロナ以降、映画興行同様に厳しい状況下に置かれていたライブ・エンターテイメントですが、今年の春夏あたりからでしょうか、去年一昨年はお休みしていた音楽フェスが再開されたり、海外アーティストが続々来日したり、感染対策に気を遣いながらではありますが、徐々に活況を取り戻しつつあるように見えて嬉しい限りの映画部・宮嶋です。

私たちU-NEXTも、映画部でハンドリングさせて頂いている劇場映画のオンライン公開(劇場公開中のタイミングでの高価格配信)と並んで、ここ数年間、音楽ライブや宝塚歌劇などの演劇や格闘技などのライブ配信に、各ジャンルで力を入れて展開しています。エンターテイメントの楽しみ方のオプションのひとつとしてそれぞれの業界に貢献できているのではないかしら、と僭越ながらこっそり嬉しく思ったりしています。

一方でエンタメを愛する者として改めて「リアルに体験すること」も大切にしたいと思い、以前よりも足しげく劇場やライブハウスに遊びに行っております。(もちろん映画館にも!)

で。これはまっすぐにただの自慢なんですけれど。

週末Maroon5の東京ドーム公演に行ったんですよ!カッコよかった!ただただ最高でした!幸せ空間でしたーーーーー!! 超楽しかったーーーーーー!!!!

(「え、今回音楽の話?」ってなっちゃうかもですが、あとから映画の話にグイっと持っていきますのでご安心?くださいw)

フロントマンのアダム・レヴィーン、パフォーマンスのうまさはもちろんだけれど、カッコ良さと愛嬌がいいバランスで共存していて、やっぱり自分の見せ方を知ってる人なんだろうなぁ、などと思ったり。他の一流ミュージシャンのかたもそうですが、それが「華がある」ってことなんだなぁと思いました。

そしてやっぱり、そういう「華のある」アーティストを、映画の世界は放ってはおかないわけで。私、ミュージシャンがミュージシャン役で出演して、しっかり歌声を聞かせてくれる映画が大好きなのです。

(お待たせしていたかどうかわかりませんがお待たせしました!ここから映画のお話になります)


アダム・レヴィーン、今のところ1本だけ、映画に出演しております。しかも、音楽映画と言えば…のジョン・カーニー監督、なかでも映画ファンに人気の高い『はじまりのうた』。

キーラ・ナイトレイ主演。音楽を通じて出会った男女が、新たな運命を切り開く。
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インディーズのシンガー・ソングライターであるヒロイン(キーラ・ナイトレイ)の音楽面でのパートナーであり恋人を演じるのがアダム。彼だけが先にミュージシャンとしてブレイクし、音楽産業に取り込まれて…という役柄です。ちなみに彼が浮気をして別れちゃう設定っていうのが何とも…な感じではあるのですが(先日のスキャンダルを思い出したり思い出さなかったり)、とはいえあの“人たらし”な愛嬌と、何と言ってもあの歌声が劇中で聴けるのです!とても良い!!

キーラ・ナイトレイとアダムのこの自然な感じも好きです。

この映画のなかで演奏される「ロスト・スターズ」をMaroon5のライブで聴けて、映画ファンとしては感無量。劇中のふたりの関係において大切な位置づけの曲なんですよね。そして、新たな出会いや経験を経たヒロインが前に一歩進むための一曲でもある…。素敵なラストシーンの1曲です。


さてさて、今年久しぶりに日本公演のあったビッグ・アーティストで、ミュージシャン役での映画出演作があるかたといえば、やはり9月に来日したレディー・ガガではないかと!

私自身はライブチケットの抽選に落ちてたんですが、弊部のキミシマ(なぜかいつもチケット運のいいキミシマ)が不測の事態により行けなくなったとのことでサクッと譲ってもらい、彼の友人たちに混ざってライブに参加するという面白い経験だったのですが、これまた最高のライブでして。シンプルに歌がめちゃくちゃに上手で感動!

とりわけ、ピアノで弾き語りをした、大好きなヒット曲「Born This Way」から、映画『アリー/ スター誕生』で印象的に歌われた「Shallow」への流れに胸がいっぱいになるステージでした!

ひとつの出会いが、奇跡を起こす…!全世界を魅了した圧巻の感動エンターテイメント。
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この作品でレディー・ガガはスターへの階段を駆け上がるミュージシャンを演じていて、劇中では彼女のピアノと歌だけのシンプルなパフォーマンスを思う存分堪能できます。ストーリーはちょっと、いやだいぶ悲しい展開を含むのですが、それでも力強い歌唱シーンは彼女のイメージとあいまって、観ているほうも思わず落涙。

「Shallow」はこの年のアカデミー賞で歌曲賞、グラミー賞では最優秀ポップ・デュオ/グループ・パフォーマンス( レディー・ガガ&ブラッドリー・クーパー)を受賞しています。

ちなみに来日ライブの終盤にはこの曲もありましたよ!配信以来、U-NEXTでもずーーーっと大人気、たくさんの方にご覧いただいている『トップガン マーヴェリック』の主題歌「Hold My Hand」。汗だくで魂を込めて歌う彼女の姿に力をもらいました。

全世界が熱狂したトム・クルーズ主演によるスカイアクションの36年ぶりとなる続編!
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ほかにも、中学生の時に親友にVHS(!)でプレゼントしてもらったエモい思い出がある『フォーエバー・フレンズ』(ベット・ミドラーの歌が最高)とか、シェールとクリスティーナ・アギレラの組み合わせが濃厚すぎて大好きな『バーレスク』とか、ビヨンセとジェニファー・ハドソンの歌うま対決が嬉しすぎる『ドリームガールズ』とか、実写じゃないですがクライマックスで大好きなU2のボノの歌声に泣いてしまう『SING/シング:ネクストステージ』とか…好きな「ミュージシャンがミュージシャンな映画」は他にもたくさん。

ところで、私が個人的にこういった「ミュージシャンがミュージシャンな映画」を初めて映画館で観たのはなんだったかな?と思い返してみたところ…たぶんコレです、『ボディーガード』!

忍び寄る死の影から1人の女性を守るボディガードを描いたサスペンスラブストーリー
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あまりにも有名、あまりにもシンボリックな主題歌「I will always love you」。この映画のサントラは世界で4500万枚を売り上げ、いまだに映画サントラ史上No.1の記録を破られていないとか。私も持ってました。

個人的にも、当時のカップルは全員この映画をデートで観にいったという統計もあります(なお調査範囲は私の半径3mです)。

ホイットニー、歌姫だったなぁ…。早逝が惜しまれます、本当に。

そして、この『ボディガード』、何度かリメイクの噂がふわっと持ち上がっていた気がするのですが、去年のこの報道でわりと本気で心待ちにしている私です。

ヒロインのキャスティングが気になるところですが、最高の歌姫の主演で映画化が実現しますように…!


そんなこんなで、ミュージシャンたちの映画出演。

ミュージシャン役に限定しなければ、いま劇場で上映中の『アムステルダム』ではテイラー・スウィフトが、『ドント・ウォーリー・ダーリン』ではハリー・スタイルズが出演しています。歌手としてのパブリック・イメージを的確に活かしつつ、おもわず膝を打つような役柄(キャスティング)で、劇中で歌声は披露していなくても、これはこれで面白い。

日本国内に目をむけても、来年春に公開予定の映画『ひとりぼっちじゃない』は、主演の井口理さん(King Gnu)に当て書きされた作品だそうで、これも見逃せないなと楽しみにしています。

映画と音楽、作品としての見せ方は違うけれど、隣り合ったふたつ世界への興味が尽きない今日この頃です。


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