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37歳芸人のとりとめのない日常10。

こんばんは、追い詰められた時こそ巫山戯ちゃう、トゥインクル・コーポレーション所属の(今年は)新ネタ量産マシーン、ジャパネーズのウネモトモネで御座います。

あかんあかんと思いつつ「巫山戯る(ふざける)」みたいなパソコンの変換機能やから出来たけれど書けないし読めない漢字をしれっと使ってしまうウネモト。でも現代人の45%くらいはそんなんじゃないのか。なぁ?でも書けないけれど「この読み方を答えろ!」ってクイズが出たら「山」の「さん」と「戯」って漢字から45%くらいで「ふざける」って答えられる気がしないでもない。ちなみに「巫山」は男女がいちゃつくスポットなんだってさ。"男女が"ってのがもう令和的じゃないわよ、先生。

新ネタ15本ライブまであと5日とかになっちゃったんだけれど、今のところ8本しか書けていない2023年11月のウネモト。

え?何?今自分の一人称を「ウネモト」って表記するのがマイブームなの?うん。多分そうだと思う。僕の本名の苗字「宇根元(※こんな表記なんじゃよ!)」って日本全国で80人くらいしかおらんらしくって。で、うちは僕と姉の2人やから、イレギュラーが無い限り(ってこれもまたジェンダーレスの時代には似つかわしくないんやけど)僕が子孫を残さんかったらまたこの国から「宇根元」姓が減るってことに繋がって。

顔も性格も臭いも知らんけれど、僕の御先祖様たちが代々受け継いできたこの苗字、血。それをこんな一分岐点でも絶やすのは本当に申し訳ないという気持ちはある。あるんだけれど、でも多分僕は結婚出来ないし、したくないし、する資格もないし。

あ、ぬいぐるみと結婚出来て尚且つ子孫残せる法律と技術が出来たら別やけどね。そしたら確実にぼこちゃんと結婚して子孫遺す。それをぼこちゃんも望んでくれるなら。

とにかく子孫を遺せずに宇根元という姓の枝をひとつ枯らしてしまうことに対しての多少の罪悪感があるんだと思う。だから何か最近ウネモトって一人称をSNS上で使うことが多いんだと思う。でもこんな糞人間なんだから逆にこうして苗字を明記することって悪影響だよな。ゴメンなさい、御先祖様たち。でもさでもさ!こういう悪解が出ちゃったことには貴方たちにも数パーセントずつは責任があるんだからね!貴方たちの悪い要素だけ受け継いで受け継いで、高濃度で抽出した結果がこの僕なんだよ。

何の話や!!!

 
いやぁ、本当に今月の新ネタ書きは苦労している。苦労→九郎で連想したけれど大好きな漫画「アンダーニンジャ」のアニメも録画だけして全然視られていないくらいに苦労している今月の新ネタ書き。

15本のノルマの内、現在8本が完成。「おいおい!あと5日くらいしか無いのに半分しか書けてないって!怠惰過ぎるだろ!」っていう貴方にショッキングピンクのギロチンをドン。1ヶ月で8本書いてる時点でどちゃクソ努力しとんじゃいボケ。でもその程度の努力じゃ売れることが出来ないセカイなんじゃい、令和五年のお笑い界。

言い訳の天才・ウネモトはかく語りき。いや、あのさ、新ネタも作らなきゃならないんだけれど、同時並行で年末年始のネタ特番のオーディション用の動画撮ったりもしなくちゃいけないのよ。で、その動画にするネタ選びや細かい細かい最終調整にもすっごいすっごい脳みそ使うのよ。助けてくれよ。助けてくれよ誰か。弱音を吐くことが罪なこの世界。誰だ、そんな世界にしたのは。

銀杏BOYZの峯田さんとか筋肉少女帯(とか特撮とか)のオーケンさんの文章がすっごく好きで。御二人共、多分多少のエンターテインメント性で脚色とか誇張も交えながらなんだろうけれども、自分の弱さとかみっともなさとかダサさとか弱さとかを曝け出してるのが何か僕には凄く魅力的で。だからこんな文章を書いちゃっているんだ。とまたこうして自分の欠点を人の所為にする欠点。そもそも欠点ってなんじゃい。何基準や。

脳内に溜まっている毒を吐くnote。毒吐く独白note。数年前くらいは結構よく逢っていたけれど最近あまり逢っていなかった後輩芸人さんたちの解散。哀しい気持ちとその決断が出来た精神的強さへのリスペクト。どんな結末であれ本気で闘った貴方たちは美しいよ。他人にはこんな風に思えるのにな。自分に対しては「報われるまで努力せぇや!この怠惰クソカスゴミ人間!」としか言えない。心が歪んでいるんだ。大学生の時、伯母にも「アキラ君(僕の本名)は屈折している。」って言われたもんな。その場その場を何とか凌ぎながら生きてきた結果なだけなんだけれど、それを「屈折してる」って言われちゃうの辛い。つらたん。つらたんイブラナヒモビッチ。

こうやって毒にも薬にも、そのジェネリックにもならない文章なら延々と書けるんだけれど、あと7本の新ネタは全然書けないウネモト氏。でも大丈夫、今までこんな状況を何度も乗り越えてきたから。多分明日明後日くらいに急に脳みそが開けてポンポンポポンと新ネタ量産出来るはずだから。任せたぞ、明日明後日のウネモト。

こないだの稽古場からの帰り道。土曜の夜の終電間際。僕がつり革を持って立っている前の席で気持ちよさそうに眠って居る初老男性。駅で停車する電車の揺れと音で目を覚まし、窓の外の景色を確認して血相を変えて立ち上がり降車してゆく。席から立ち上がった瞬間、ハッキリと合ったその瞳は僕に「なんで起こしてくれなかったんだ!!!」と力強く訴えていた。ゴメンよ。残念ながら僕は貴方の降車駅を知らない。あの後無事に帰宅出来たのかな、あの人。そしてこっちにはハッキリと顔が記憶されているけれど、多分向こうさんには僕の顔全く記憶されてないんだろうな。そんな世界。そんな現実。


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