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宇猫み植物館 #1 バオバブ

(2022年 7月15日、早朝に撮影したので逆光気味…)

【2022年 7月15日】

 『星の王子さま』を読んだ記憶はないけれど、「バオバブ」という名前はどうも人を惹きつける。語感がいい。「タピオカ」の類だ。そして、ずんぐりとしたあの独特なフォルム。

 いつか手に入れたいと思っていたら、オザキフラワーパークで見つけた。「く」の字に曲がった愛らしい樹形。たしか6800円だったはず。植物の値段はあまり考えないようにしている。冷静になってはいけない。え、安いほうなんですよ。本当ですよ。……うん。

 店員さんになんとなく聞けた情報によれば、この子はセネガルの現地株。「3~4年」と表記があったが、現地株とすれば国内管理(発根管理)の開始から3~4年ということだろうか。

 原産地やオザキのオンラインショップの情報などと照合すれば、この木はおそらくアダンソニア・ディギタータ(Adansonia digitata)、和名アフリカバオバブで間違いない。成長すればこんな見た目になるらしい。

 とすると、ずんぐりむっくりのバオバブとはちょっと違うみたい。でもいいんだ。あのみんながイメージするずんぐりバオバブは樹齢数千年ともいう。どうせ100年後の今頃にはみんな死んじゃってんだから。

 購入日は2022年6月30日。およそ2週間経過したが、緑色の茎をずいぶんと伸ばしてくれた。水は表面の土が乾いたら十分に与えている。アフリカ原産らしく日差しにはかなり強く、関東の7月の直射日光くらいなら葉焼けすることもなく耐えている。まめに日光に当てるようにはしていたが、最近の天気は曇りから雨で、雨ざらしにするのも良くないと思い室内管理にしている。

(2022年 7月15日)

 室内管理を1週間くらいしても、突然徒長するようなトラブルもない。また、写真の通り新芽も調子よく、樹形が乱れてもガジュマル感覚で仕立て直すことも出来そう。よく見たらハートの葉っぱ。かわいいね。

(2022年 7月15日)

 新芽どころか、幹の途中にも生長点を発見。ひとまず成長を見守る。

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