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本好きのための読書案内

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最近出版された本、入手しやすい本を中心に、主要論点を紹介します。 ジャンルは、歴史書、思想史、社会科学がメインです。
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記事一覧

旅は、自分との出会い

中島俊郎,2020『英国流旅の作法 グランドツアーから庭園文化まで』(東京:株式会社講談社) …

うねごん
3年前
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闘争か、合意か

宮田昌明,2019『満州事変 「侵略」論を超えて世界的視野から考える』(東京:株式会社PHP研究…

うねごん
3年前
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19世紀に学問は専門分科した

エドワード・S・リード,2020(原著:1997)『魂から心へ 心理学の誕生』,村上純一・染谷昌義…

うねごん
3年前
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科学が発達し、今や最高の高みに立ったと自惚れる私たちが、いかに没落した存在か

佐伯啓思,2020『近代の虚妄 現代文明論序説』(東京:東洋経済新報社) コロナ禍と現代文明…

うねごん
3年前
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フランス革命は文化である

リン・ハント,2020(原著2004)『フランス革命の政治文化』松浦義弘訳,東京:筑摩書房 人間関…

うねごん
3年前
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升味準之輔,1967『日本政党史論3』東京:東京大学出版会,第7章 大正政変

桂太郎の歴史的な意義は何か? 安倍晋三元総理が歴代首相在任期間で歴代1位を更新するまで、1…

うねごん
3年前
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エマニュエル・トッド, 2020『大分断 教育がもたらす新たな階級化社会』大野舞訳, 東京:株式会社PHP研究所

コロナは民主主義を終わらせるか? アナール学派の中でも高名な学者であるトッド氏に対して、2017年から2020年にかけてインタビューした際の発言をまとめた小著。時事的な問題に対しての発言であるが、アナール学派の伝統的な方法論を背景にしている部分があり、示唆に富む。 ここでは、一つだけ、大きなテーマをあげる。 「コロナ発生前からいわゆるポピュリズムの台頭により、民主主義が危機に瀕していると言うことがよく言われていました。コロナにより、民主主義は破綻するところまでいくのでしょ

青い馬も馬である

L.ビンスワンガー『現象学的人間学(新装版)』(みすず書房,2019) ※原著は1947年本投稿で…

うねごん
3年前
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人類を変えた衝撃的な体験!?

ジョン・ヒッグス,2019 『人類の意識を変えた20世紀』(インターシフト) 人間の本質は変わ…

うねごん
3年前
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デモクラシーを支えるものは、理性だろうか?

佐藤優,2020 『16歳のデモクラシー』 東京 :晶文社前回、本の取り上げ方を紹介した。ざっく…

うねごん
3年前
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どんな本? どんな風に取り上げる?

このシリーズで、どんな本を取り上げていくのかを簡単にまとめます。 まず、歴史系の本。今が…

うねごん
3年前
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本好きのための読書案内

初めまして、うねごんです。 最初に簡単な自己紹介を。 私は大学卒業後企業で人事の仕事を担…

うねごん
3年前
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