![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/103609239/rectangle_large_type_2_e0a2c02eb8fa77c8524214daef90bd51.png?width=1200)
第6章:先生の逃避
重なりそうで重ならないふたりの気持ち
先生のお母さんから寄せられる深い慈しみの気持ちに触れ、私は戸惑いつつも幸せを噛みしめていました。貧血に効くシロップや干しぶどう・干し杏に留まらず、お母さんは定期的に色々なものを私にプレゼントしてくれました。中には私の年齢にそぐわないような品々もありましたが、お母さんの目に映る私は小さな女の子のようなのかもしれない・・と考えると何故かとても嬉しくなりました。プレゼントだけではなく連絡も頻繁にくれるお母さんに対して、私はいつの間にか遠慮する気持ちがなくなっていきました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?