🐈 小説 図書館員 布施真理子の日記 2
2、
嘘みたいなこんな経緯がありまして、わたしは瀬山先生とお会い出来ました。瀬山先生の選んだカフェで。素敵…そして呆然…憧れの先生のお気に入りのカフェでお会い出来るなんて…ごめんなさい、思い出しただけでも震えるんです、指が。
このお店の名前、本当は書きたいんですが、これ、書けません。何と言っても先生の寛げるお店、公表したら先生がお休み出来ませんもの。でも、雰囲気だけでも伝えたい!だからわたし、勝手に違う名前、付けちゃいますね。
『おやつの鈴』
ほぼ本当のお店の名前。け