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40. 韓国で(その8:韓国の和食 Part 2)

焼き鳥に限らずソウルでは色々な和食(日式)に出会う機会がありましたが、日本と微妙に違うトコが。
 
最初はソウル郊外で、当時開発に協力してくれていた外注先で初回の打ち合わせが9時過ぎまで長引いた時のこと。
 
この辺では、この時間に開いているのはここくらいしかないということで連れて行ってくれたのが、海鮮を出すお店でした。
“ Here, they have Japanese style SASHIMI.”
(ここは日本風の刺身を出すんですよ)
 
と言われて、大皿に盛られて色々な種類の刺身が出てきました。
白身はタイとカレイ、赤身はマグロの色々な部位なのですが、赤身の感じが何だかちょっと違うなぁ、と。その時はそんな印象だったのですが。

後で聞くと韓国ではどうやらキハダマグロ(特にカマの部分とか)が珍重されるとのことでした

それより、「え?」と思ったのは、添えられたツマがタクアンとラッキョウだったことで。
ん-、そこ、日本風を取り違えてますよねとは思いましたけどね。

まあ、おつまみだと思えば

でも、一番インパクトがあったのはわさびの代わりに韓国のマスタードが使われていたことで。
“This is Korea mustard, instead of WAWABI.”
って、言われても
「これ、メーカーは花王ですか、サンスターですか?」と聞きたくなってしまう様な、なかなか鮮烈なグリーンなのでした。
丁度当時使っていた葉緑素入りのそれにそっくりだったので。

粉末だとこんな感じらしいのですが
これはあくまでもその時のイメージ。
実際のそれはもっと濃いグリーンでした。

 彼らはその後我々を見送ってから会社に戻って行きました。
10時をかなりすぎてましたけど。

“ Very sorry that we can not take to you to the hotel so that I call taxi for you. We need to be back to the office to prepare for the meeting tomorrow.”
(大変申し訳ないのですが、送っていけないのでタクシーを呼びました。我々は明日の準備で戻らなければなりませんので。)
 
当時はSamsung(三星)が半導体や携帯電話で世界に進出を始めた頃。
 
韓国の方々は支社の同僚もそうですが、なかなかのハードワーカーぞろいで、とりわけアグレッシブなベンチャー企業を目の当たりにしたのでした。

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