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傘をさす

揚々と毎日欠かさず文章を書きますと宣言しておきながら、舌の根が乾かぬ翌日からサボり癖を発揮するのが、どうもわたしのようです。

あと10分で書き終えたいと思います(現在時刻23:49)
むしろ0時を指すそのときまでラジオのように脈略なく文章を書き続けてみようかという気持ちもむくむく湧いてきたところです。

傘をささない人が多いです。
少しの雨なら傘を持っていてもささない人はなぜなのでしょう?
一体どれくらいの量が降れば、
傘の留めているところを外し渋々広げるのでしょうか。
上着に雨が吸い込んで色が変わったとき?
肌に濡れて冷たいと感じたとき?
かばんの中身までが濡れそうになったとき?

わたしは誰もさしてなくても、肌にピッと水滴が落ちてきた瞬間に傘をさす派です。結果その水滴は雨ではなく、どこかから降りて来た謎の水滴だということもままありますが、それでも傘をさしたことは後悔しません。

傘をさすということは自分を守ります。
それと今室内にいる誰かが窓越しに傘をさしたわたしを見て「あ、雨降ってるんだね、傘を持ってでなきゃ」という判断材料になってくれると信じています。

デザイン的な傘を持っている人はその美しさを誇り、高価なブランドの傘を持っている人はそれを持つ自分を誇り、傘に弾ける水滴は光り輝いてまたたく。

傘はさしましょう。すぐに。すぐに。
あなたを見て傘を持ってでかけたい人のために。

あ、0時。

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