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小説を書く方法~着想編~【2】

1の続き。

▼次にその相手(パートナー・敵)となる重要人物

私はBL恋愛小説なので「主人公の恋愛相手」となりますが、書くジャンルによって呼び方は違うと思います。
が「主人公に強烈に影響してくる人物」という定義で決めます。

これは上で決めた主人公にどういう化学反応を与えたいか、
いわゆる物語のテーマ決めをする部分にも関係してきます。

例えば
・主人公の成長物語を書きたい
・主人公がモテまくって忙しいラブコメを書きたい
・主人公の運命の恋を書きたい  などなど

主人公目線で、この主人公をどうしたいか・どうなって欲しいか等を中心に、この主人公をどうしたら面白いかということをひたすら考えて、
そのテーマにふさわしい相手像を作り込んでいきます。

上の3つの点に対応させると
・主人公に次々に試練を与えてくるイヤな上司役
・主人公のことが好きで好きでたまらない熱烈パワーで追いかけまわしてくるキャラ
・主人公がときめいちゃうような超完璧な人

という具合に、考え得る色々なパターンを書きだしていきます。

これ、以外に書いてみると結構沢山あって、このときに物語の世界観が決まることが結構多いです。
アイデアの選別の基準はあくまで「自分がワクワクするかどうか」に焦点を絞ってます。

例えば上の一例で

主人公の成長物語を書きたい
→ ①主人公に次々と試練を与えてくるイヤな上司
→ ②主人公を苦しめる(迷惑をかける)元凶となるようなダメ人間
→ ③主人公の職業に大きな影響のある人物(お客様・患者・ファン・クライアント)

と色々案を出してみて、私なら②番がワクワクしたので、②番を選択します。

すると、ダメ人間が物語に登場してくるので、
何がダメか、どんなふうにダメなのかをもっと掘り下げて考えていくことになります。相手は「B」「B子」と名付けます。

▼AとBを取り巻く環境・舞台・世界観の設定

次に舞台演劇でいう大道具や背景道具にあたる部分を考えます。

AとBの出会いはどこか。今はどういう状況で関係にあるか。
日本か海外か。現代か中世かetc…。

5W1Hの設定です。

ここの設定ではまた色々細かい自分ルールがあるのですが…
記事が長くなりましたので、それはまた次回に!

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