パクチーマン

都内某所在住のS沢さん一家の夕飯は焼き餃子パクチー乗せであった。S沢夫人がパクチーにはまっていたので、どんな料理にでもパクチーがついてくるのである。妻が、こんな調子なのでS沢氏は参ってしまったので、焼き餃子パクチー乗せのパクチー部分をよけようとした。
 その時、突如部屋のガラスが割れ、何者かが飛び出してきた!
 「貴様、パクチーをよけようとしたな!」
 突然の出来事に面食らうS沢さん一家!
 「なんなんですかあなたは! ここはタワーマンションの9階ですよ!」
 「パクチー地獄からの使者! パクチーマン!」
名乗りの瞬間謎のBGMが流れ出しすぐ止まった!
「罪のないパクチーを残そうとしたな! 許さぬ!」
 S沢さんの中にある万年係長の生存本能が瞬間的に危険を察知した。よからぬことが起ころうとしている!
「パクチービーム!」
 瞬間S沢さんちの食卓はパクチーまみれになった!

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