松尾芭蕉について知りたいあなたにお勧めの漫画

#作品紹介

最近、松尾芭蕉熱が急激な高まりを感じていることに気づいているでしょうか? そのことにいち早く気づいたあなたは、松尾芭蕉についてもっと知りたいという感情に襲われることでしょう。そんなあなたの悩みを解決するために、今回はお勧めの漫画を紹介することにしました。


鳥啼き魚の目は泪~おくのほそみち秘録 吉川うたた著

https://www.amazon.co.jp/gp/product/B01LZ5P5D7/ref=series_rw_dp_sw


女性向け漫画雑誌に連載されていたので、基本的に登場人物は全てグッドルッキングガイです。

時は元禄、将軍徳川綱吉の治世下において町民文化が花開こうとしていた。さて、俳諧師松尾芭蕉と弟子の河合曽良は、みちのくの地へ歌枕巡りの旅に出ようとしていた。その旅の記録をまとめたものがレジェンダリー・ハイク・コレクション・ブック「おくのほそ道」として知られることになる。この漫画は芭蕉と曽良のみちのく歌枕巡りの旅をスーパーナチュナル存在を交えながらたどっていく物語である。

この作品の大きな特徴の一つとして、松尾芭蕉はスーパーナチュナル存在が「視える」人となっていることになっていることです。芭蕉と曽良の前にはしばし、スーパーナチュナル存在が芭蕉一行を導くかのよう現れていきます。その上、芭蕉一行を公儀隠密かと訝しむ大名(伊達家など)が動向を探りにいくなど道中はトラブルが絶えません。

第二の特徴として、みちのく歌枕巡りを通して土地の過去や自分自身を見つめ直していくリリカルな旅路になっていくことです。スーパーナチュナル存在は、かつて存在した過去を鮮やかに映し出していきます。そして芭蕉一行自身の過去を旅の中で振り返り、人生の旅路をまた歩き出していきます。

もし、松尾芭蕉について気になってきたのならそのとっかかりとしてこの漫画を読んでみたらどうでしょうか?

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?