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シナモンの選び方=物事の見方


最近チャイを作るのにハマってまして

今回はそんなチャイ作りには書かせない

「シナモン」について書きます。

選び方や摂取量によっては逆に

「毒」

になりうる場合もあります。

産地や種類をよく見て選んでみてください。


シナモン


シナモン(Cinnamomum verum)
クスノキ科ニッケイ属の常緑樹

大きくシナモンはに2つに分かれます。

セイロンシナモン
シナモンカシア

セイロンシナモン


スティック状
葉巻のような形をしたシナモンです。

産地は基本的に「スリランカ」

このセイロンシナモンは
「内樹皮」と呼ばれる薄い皮を
乾燥させ何層にも重ねて作られます。

「豆知識」
セイロンシナモン
Cinnamomum verumの
「verum」とは
ラテン語で
「真実の」
という意味を持つそうです。

なのでシナモンは基本的には
こちらのセイロンシナモンの事を指します。



シナモンカシア

これは硬い木の樹皮のようなシナモン。
セイロンシナモンの近縁種になります。

中国・インド・ベトナム・インドネシア
などアジアで幅広く生産されており
アメリカ・イギリス・インドで流通している
シナモンのほとんどはカシアであると
いわれているそうです。

また別名
「チャイニーズシナモン」
「チャイナシナモン」
とも呼ばれているそうです。

日本でも9割近くのシェアを誇っているのが
このカシアだと言われています。

シナモンの特徴として
「抗酸化作用」
「抗炎症作用」
「抗菌作用」
「整腸作用」
などなど、、、。
他にもたくさんあります。

古代エジプトでは
ミイラの保存のためにシナモンを使っていたり

皇族の中で特に重宝されていたスパイス
だとも言われています。


さあ、ここからです。

実はシナモンには
「毒素」
も含まれています。

クマリン

この毒素は摂取し過ぎると
「肝障害」
を引き起こすとも言われています。

これは
セイロン、カシアに関わらず
どちらにも含まれる毒素です。

ですが
各々毒素の含有量が全く違います。

クマリンの摂取量ですが
一生摂取し続けても症状が出ないという意味の
「1日の耐用許容量」は
体重1kgあたり0.1mg。

例えば
体重60㎏の人は1日6mg
体重40㎏の人は1日4mg
まで、ということです。

そして含有量
シナモンパウダー1g中、クマリンの量は

セイロンシナモンは0.013mg

に対して

シナモンカシアは3.2mg

およそ300倍近く違います。


だからといってシナモンカシアが悪いとか
そういう意味ではなく
摂取する量を考えるとより良いという事です。

シナモンカシアの特徴としては
香り高さとスパイシーさ。
お菓子作りなどに使用するには
最高のシナモンだと思います。

それに自分だってチャイを作る時
その日の気分で使い分けてます。

何を言いたいかというと

物事にはそれぞれ「特長」があり
また「特徴」があります。

いい所ばかり見て翻弄されず
その「裏」もみる。
これはマイナスなことではなく
色々知ることで人生に豊かさが生まれます。

スパイスを通じて色々なことを
学ばさせて貰っている日々です。

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