【後編】イラスト、何色で塗っても肌色に見える説
これの続き
前半戦を読んでない方向けにざっくり説明すると「目の錯覚を利用すれば何色でも肌色に見えるのでは?!」というガバガバな説を検証する記事です。
ルールはランダムに選出した色をメインの肌色もしくは肌色の影の色として塗るだけ。
選出されたのはこちらの10色。今回は5色目~10色目の計6枚になります。
それではざっくり説明も終わったので後半戦スタート。
後半戦
5色目:黄土色
普通に褐色ショタ
メイン肌色として使ったけど影色にした方が良かったんじゃないかと思う。
ほんとにただただ褐色肌なだけ。多分影色としても優秀なんじゃないかと思うので完全にボーナス問題だったのにポテンシャルを全力でつぶしに行った形。
目の錯覚という趣旨を丸無視しているので失敗。
6色目:ビビッドピンク
遠目で見ても「ピンクいなぁ」って感じ。前半戦でも同じようなこと言ったな
ただ背景色を明るめのピンクにしたおかげで本当の色より若干オレンジ味のある色に見えてるような気がするんですよ、自分では。ひいき目でしょうか。この辺から背景色大事だなということに気づき始めます。
本人的には目の錯覚度としては今までの5色より何か掴んだ気がしてます。
でもやっぱり「ピンクいなぁ」って感じなので失敗。
7色目:濃い赤
メイン影色として使用。
お絵描きのプロじゃないので理屈としてあってるか自信ないんですけど、背景色と肌色(薄橙色)を混ぜた色が肌or影色になっていれば違和感がない=混ぜる元となる色を背景色として引き当てられれば目の錯覚が作用するのではという理屈の元塗りました。
個人的には絵の完成度的にも検証の趣旨的な意味でも一番うまくいったんじゃないかと思ってます。
なのでここがこの記事の山場です。これ以降はただただ反省会という名の言い訳が書き綴られます。解散!
8色目:水色
すごいお気に入り。透明感ショタが誕生して大満足です。
それはそれとしてポテンシャルを感じる色ではあった。なんか滅茶苦茶強い逆光で手前に木があって木陰にいるシチュとかに出来るんじゃなかろうかと思いながら塗ってたけど残念ながら私の技術ではそこに辿り着けなかった。
あとは抜けるような青空バックとか。
とてもお気に入りだし表現としてはありだと思うけど失敗。
9色目:濃い紫
これに関しては絵として成立させようとした努力を誉めてほしい。
例によって背景色を調節して相対的に少しでも明るい色にしようとはしたんだけど、紫を影色として肌色を肌色として見せるの無理じゃね?と思いながら半ば心折れた状態で塗ってた。
ただ塗り終わった後の絵をサムネ一覧で眺めてて思ったのが、いっそ錯覚で影色の彩度を落とす方向で調節した方がまだ成功する余地があったんじゃないかと思う。
10色目:くすんだピンク
ラスト。
メイン影色として使ったけど結構いい感じじゃないかと思ってる。
色相環だと結構ピンクよりの赤なんだけど、背景色がめちゃビビッドなピンクなので相対的にオレンジよりの色味に見えないでしょうか。
背景色をピンクから白に戻すと「あれ、結構ピンクだ」って感じたので錯覚的には成功よりの判定にしちゃってもいいじゃなかろうか。ダメ?
おわり
今まで塗った全色のサムネがこちら
こうして並んでるのを見るとちょっと壮観ですね。やり切った感がすごい。
検証結果としてはほぼほぼ全敗というひどい結果ではあるんですが、自分の色塗りに対する苦手意識をなくそう!という命題のもとに始めたガバ理論企画にしては結構楽しめたので、苦手意識が多少薄れたという意味ではやってよかったです。
正直技術の向上という意味では自分で試行錯誤するより講座動画を見て学んだ方が絶対に手っ取り早いし身になると思うんですが、好きでやってるはずの趣味の工程で苦手な作業があるってやっぱり嫌じゃないですか。
まっとうに練習して技術や知識をつけることでも改善を図れると思うんですけど、何か他の楽しいことと結び付けて実践することでメンタル方面から改善のアプローチをかけるのも一つのやり方としてあってもいいんじゃないかと思います。
実際今回の検証、選色が完了した時点で無謀さを悟りぶん投げようと思ったんですが、なんやかんやいろいろ考えて試行錯誤しながらいろんな色で塗るの楽しかったので、また変なガバ理論思いついたら記事として残したいと思います。
とりあえず結論としては
人間の脳みそ、そこまで馬鹿じゃない
でした!
騙すためにはめちゃくちゃ技術がいるぞ!! おわり!
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