いっぱい01

集客について考える

奈良クラブがJ3昇格を果たすためには、1試合平均2,000人以上の集客が絶対条件です。そんな条件とは裏腹に、2019シーズンのJFL全体平均集客数は1,000人を割っています。リーグ平均1,000人を割り込む集客数のなか、奈良クラブの2019シーズン平均集客数は1,453人と、リーグ平均から比べると良い数字のように見えますが、平均2,000人の集客を目指す奈良クラブにとっては厳しい数字だったと言わざるを得ません。

J3昇格の絶対条件である1試合平均2,000人の集客は、JFLリーグの平均観客数の2倍以上です。これではJFLリーグ発信力での集客に期待するのは難しいでしょう。であれば自分たちで何とかするしかありません。ということで、勝手に集客について考えます。

『素人ながらにパッと思い付く集客アップの方法』

1. 魅力あるサッカーで集客する。

2. 選手を好きになってもらって集客する

3. 地域に貢献して集客する。

4. イベントやグルメなど、サッカーとは別の何かを提供して集客する。

5. SNS活用で興味を持ってもらい集客する。

これらはド素人の私でも思いつくことなので、クラブでもド定番にやっていることでしょう。そして、このド定番5項目にとどまらず、独自のアイデアを出しながら更なる集客数アップに努力していることも想像できます。しかし、それだけ努力をしても苦戦している現実があります。

『これらの項目は来場の動機にまでなり得るのか』

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1. 魅力あるサッカーだけど試合には行かない。

2. 選手は好きだけど試合には行かない。

3. 地域に貢献してるから応援はしてるけど試合には行かない。

4. 楽しいイベントや美味しいグルメがあるけど試合には行かない。

5. SNSで興味はでたけど試合には行かない。

現在の奈良クラブに対してこういう人は、たくさんいるのではないでしょうか。かくいう私も、どっちかというと積極的に行かない側の人間ですw

こういった、いわゆるライトファンをスタジアムに呼ぶことがキーとなると考えます。と、ド素人の私でもこの辺りまでは考えが至るので、もちろん奈良クラブの中の人たちも、このライトファンを呼ぶための方法を試行錯誤していることでしょう。

『どうすればライトファンに試合に来てもらえるのか』

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ライトファンとは「なんとなく奈良クラブを応援している人」のこと。このなんとなくというのが曲者で、なんとなくの理由が「魅力あるサッカー」なのか「選手」なのか、はたまた「イベント、グルメ」なのかは、人それぞれ千差万別です。そんないくつもある「なんとなく」の一つずつに訴えかけるのは難しいように思います。しかし、この全てに訴求できる場所と方法が一つだけあります。それはスタジアムでの試合観戦です。

スタジアムでの試合観戦には、「魅力的なサッカー」「選手」「地域を感じ取れるブース」「イベント、グルメ」があります。結局は試合観戦してもらうのが1番なんですw

だからクラブ側は、その人達に試合観戦してもらって、それぞれのなんとなくに訴えかけようと、駅前、市のイベント、学校、SNSなどでの告知活動、SNSでの発信を行い、スタジアム観戦を体験しもらうとします。もちろん、これも中の人は考えています。昨年も初観戦応援キャンペーンなどの企画がありました。

しかし、それでも集客数が不足しているのが現状です。それはなぜなのか。

『ライトファンは2回目以降、観戦に来てない?』

1回目は観戦に行った。けど2回目は行かない。こういう人が多いのではないでしょうか。その理由は「魅力的なサッカーじゃなかったから?」、それとも「推し選手が出場しなかったから?」、はたまた「イベント、グルメが良くなかったから?」

私はこう考えます。

「観戦は楽しかった。その時はまた観戦に行きたいと思う。だけど、次の試合までの期間に応援熱が冷めてしまい、『なんとなく奈良クラブファン』に戻っているんじゃないか。」

1. 1度目は無料券や招待などで観戦した。

2. そして観戦に熱狂した。

3. だけどその熱狂を次の試合まで継続できない。

4. だから、次の試合までには「なんとなく奈良クラブファン」に戻ってしまう。

5. よって、自発的に2度目以降の観戦に行かない。

こういうロジックなんじゃないでしょうか。

『熱を冷まさないように次の試合までにやるべきこと』

では、その熱を冷まさないようにするにはどうすればいいのか。熱心なファンなら次の試合まで自分で保つことができます。しかし、私のようなライトファンは、次の試合まで自分で応援の熱量を保てません。そして時間がたつにつれて応援の熱はどんどん冷めていきます。そこでこの熱を冷まさないようにSNSを活用して、1人の状況を変えてあげるのです。

自分一人で保てないなら、皆で次の試合まで盛り上がって応援の熱量を保つ作戦です。

今や、イベントなどに行けばSNSにアップして共有するのは当たり前です。であれば、これを活用して、奈良クラブの試合観戦した人たちをSNSに集めて、次の試合まで一緒に盛り上がるのです。そうすれば、試合観戦でそれぞれが感じたことを、共有することができてライトファンの熱も次の試合まで保たれると思うんです。

『試合観戦した人をSNSに集めるために』

そのためには、それぞれに興味があることを発信しなければなりません。例えば「サッカーに興味がある人」は「イベント、グルメの話題」の話題にはなかなか入れません。なのでそれぞれの場所をSNS上に奈良クラブが用意してあげるのです。

昨年は、「イベント、グルメの話題」を、うまく発信して話題を継続することで再来場を誘い、観客数がアップしたことは、後半戦の平均集客数が2,000人を越えたことからも明白です。

であれば、今年は「イベント、グルメ」に留まらず、「魅力的なサッカー」や「選手」「地域貢献」なども積極的に発信するのです。

最近の積極的な発信を見ると、今シーズンの奈良クラブであれば可能だと思います。

サッカーの魅力

選手の魅力

地域貢献

SNS活用

こういった様々な発信により、皆が楽しめることを話題にして、次の試合まで熱狂を継続させる。そのために、これからも情報の垂れ流しではなく、人間味のある楽しいSNS発信を期待します。そうすれば、1度の観戦で終わっていたライトファンが、今年は2度3度とスタジアムへ足を運んでくれるのではないでしょうか。

まとめ

試合観戦後の熱を冷まさないように、SNS上でそれぞれが熱狂したことについて盛り上がれるように、奈良クラブ側から色々とSNSに発信する。そうすることで、ライトファンがその話題に集まり、応援の熱は冷めることなく継続されて、2回目以降のスタジアム観戦につながる。

最後に

奈良クラブのフォロワー数は2020年2月14日現在で1.3万人です。

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フォロワー数1.3万もいる割には、Twitterでの発信をほとんど見たことがありません。見たとしても常連さん達のみです。でも逆に言えば、「なんとなく奈良クラブファン」が、たくさんいると考えることができます。私の推定ではその数は約1.3万人!

ですので、1.3万人のフォロワーさん達を意識して発信してほしい。特定の意見を発信したり、大きな反応がある小数に向けて発信するより、反応がなくても1.3万人のフォロワーに向けて発信してほしい。

これからも人間味のある楽しい発信に期待してます。

引き続き、強い気持ちで!

そうすれば必ず、発信を見たライトファンの人たちが今シーズンはホーム観戦に来てくれることでしょう。そして、それを継続するために、それぞれの場所から皆で一緒にSNSを盛り上げていきましょう。

これで、今シーズンの平均観客2,000超は間違いない。


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