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Hamilton / South Pacific /  Miss Saigon 感想

歴史や戦争が題材となっているミュージカル、Hamilton, South Pacific, Miss Saigon の感想です。

勉強不足で、どの作品も1度観ただけでは分からないところがありました。今後、何度も観る機会があれば嬉しいなと思いました。

ミュージカルを通して、歴史について学んだり・考えたりするきっかけを得ることに繋がるかもしれません。


ーHamilton ー(Disney+)

アメリカの建国の父の一人、ハミルトンの生涯が描かれたミュージカル。

現代的な音楽、ダンスがとってもとってもかっこよかったです!

舞台映像で、ここまで「一瞬も見逃せない」と感じるものは初めてでした。

rapの韻やスピード感も気持ち良いです。

手紙が送られる場面や、時間が巻き戻る場面、決闘の場面などなど、身体表現が圧巻でした。登場人物の「必死に生きる姿」が次々と描かれている中に、クスッと笑える場面があるのも魅力的でした。

私は歴史に全く詳しくないにも関わらず、下調べ無し・基礎知識無しでこの作品を見てしまいました。

ある程度、アメリカ合衆国の建国の歴史についてリサーチしてから見れば良かったと感じました。

詳しいところまで十分に知識を持ってる方は、より楽しめるのではないかなと思います。

歴史上で有名な人も、全くそうはでない、一見何も成し遂げていないような人も、全員が「歴史」を創り上げている存在なんだ、今を生きる私たちもその一部なんだ、と改めて感じました。

先のことが何も予想出来ない時、基準にしていたものが大きく変化する時に勇気づけてくれます。



ーSouth Pacificー (映画演劇文化協会主催「ハローミュージカル! プロジェクト」全国ツアー)

南太平洋の ある島が舞台で、南国ムードたっぷりの作品。

第二次世界大戦の頃の大変な状況であっても、前向きに、陽気に、そして「お気楽に」生きた、海兵の看護婦さん ネリーが大活躍します。

もちろん戦争が関係する物語なので、過去に経験した苦しみや悲しみ、不安を抱える人々が登場します。

また、人種差別や、当時外国から日本軍がどんなふうに敵として見られていたかについても考えさせられます。

けれども、この作品は愛や恋が軸になっており、華やかでコミカルな場面も多かったです。観た後にハッピーな気持ちでいっぱいになりました!!

ネリーを演じた藤原紀香さんの、「息を吞むような 艶のある美しさ」が陽気な曲目と絶妙に合っていて、南国ムード・南太平洋の雰囲気をさらに盛り上げていました✨

舞台の最後にメッセージ(ご挨拶)を残してくださったことも印象的でした。



ーMiss Saigonー (東宝 2016年 / 映画 Miss Saigon: 25th Anniversary Performance)

ベトナム戦争末期に、悲しい恋に落ちてしまうベトナム人の少女とアメリカ兵を描いたミュージカルです。

デュエット曲のハーモニーがものすごく綺麗でした!

詳しい知識がないので上手く言葉に表せないのですが、アジアらしさのある響きの、切ないメロディーが特徴的かもしれません。

結末が悲しいので、もしかしたら、ミュージカルが苦手な方にはちょっと重いでしょうか…?

アクロバティックな技が続く場面など、メインではないキャストの方たちの迫力ある歌とダンスも見どころです。サイゴンの人々の、当時の緊迫感や、町の騒々しさが伝わってくる場面が、まるでその場所にいるような感覚になりました。

私は、バーガールズたちが歌う ♪The Movie in My Mind が好きです。

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