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幸運はもっと大切な時まで残しておいて

「不要不急の外出はお控えください」
何回もテレビが言ってます。そんな日に限って必要火急な用事がめぐってくるもの。

6月3日の土曜、午前中に御殿場へ行かなければならなくて、台風2号の影響で降り続く大雨の中、かろうじて通行できる国道1号バイパスを使って、東へ向かいました。浮島あたりからバイパスに乗ろうとしましたが、道路冠水に突っ込んでしまった車がすでに数台立ち往生しています。これはいけないとUターンして、右往左往しながら、ようやくバイパスへ。

こちらも周辺から流れ込む車が集中してかなりの渋滞です。まわりを見ると、あふれた雨水が水面をつくり、小島が浮かぶ姿は、まるで宮城の松島のような眺め。

そして、バイパスに接続する道は多くがドロリと冠水して、何台もの車が放置されていました。なんとか脱出できたものの、そこで力尽きたワゴン車、レッカーの救出を待って雨にたたずむ女性を目の当たりにして、災害が現実に起きていることを改めて思い知らされながら、結局、その日は3時間以上かけて御殿場に着きました。

地球温暖化の影響で、これからも予期せぬ豪雨が起こるでしょう。冠水した道路はやさしげに水をたたえて、がんばれば「えいっ」と通れそうな見た目で、急いでいるときは思わずギャンブルしたくなりますが、幸運はもっと大切な時まで残しておいてください。

SUVのような地上高のある車でも、簡単にスタックさせてしまう恐ろしさを知ってほしいと思った一日でした。

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