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例え”感情”がこもった言葉でなかったとしても

皆だれしも、”感謝”や”ありがとう”という言葉が良い言葉だという認識は持っていると思う。

実際、”量子場調整®”では”感謝”という言葉を周波数の高い言葉として扱っているし、効果がある言葉として施術の際に使用する頻度も高い。

”量子場調整®”の場合は、施術に使う言葉に感情を込める必要が全く無いため、淡々と言葉を唱えて施術を行う。

実際にクライアント本人が何かに対して”感謝”していようがいまいが、施術者側が”感謝”という言葉を使うと、その対象に対して感謝の言葉が何らかの影響をおよぼす。

それは、クライアントが到底感謝ができない相手だとしても関係なく、”感謝”という言葉がクライアントに関係する相手に干渉する。

例えば、クライアントが嫌っている相手がいたときに、その相手との関係性を施術する際に”感謝”という言葉を用いることで、その嫌っている相手に変化が起こることがある。

相手の態度が軟化したり、何らかの理由で関わりが無くなったり。
施術効果の現れ方は、人それぞれだ。

その辺りは、技術的な話なのでここでは詳細な説明を省くが、ここで重要なのは、「”感謝”という言葉に気持ちを込めているわけではない。」という点だ。

もちろん「気持ちを込めなくても、対象に対して言葉が何らかの干渉をするように技術が組まれているから。」ということではあるのだが、それを差し引いたとしても、「言葉には力がある。」ということは確かなことだ。

いつも使っている言葉は、「自分という人間を形作っている。」と、わたしは思っている。

”口ぐせ”が、自分を創っているということだ。

仮にその口ぐせに感情がこもっていなかったとしても、繰り返し繰り返し発っせられるその言葉は、いつしかじわじわと力を持ち、発している本人の意識の奥深くに無意識的に溜まっていく。

これはわたしの父の事例だが、父がここ数年、口ぐせのように言っていた言葉がある。

以前は興味のなかった甘いものをよく食べるようになったので、「よく食べるようになったね。前は全然興味なかったのに。」というと、「歳も歳だから今のうちになんでも食べておくんだ。」ということを良く話していた。

つまりは、「いつ口にできない日が来るかわからないから、今のうちに食べておくんだ。」という意味で言っていた。

そして、「もう遠出することもできないだろうから。」「もう遠出もできないだろうから」と、それまで言わなかったことを何度も言い出すようになっていた。

実はこの他にも良く話していた言葉があるのだが、後に脳梗塞で倒れ、麻痺のため口から食事をすることはできなくなり、施設以外の場所にも、人の手助けなしに外出することはできなくなってしまった。

結局、自分が発していた言葉通りになってしまった。

本人からすれば、「高齢だからこの先寿命がそんなにないだろう。」という意味で言っていたようだが、実際は生きながらにして言葉通りのことが起きてしまった。

「そんなのたまたまだよ。」と思われる人もいるかもしれない。

しかし、言葉が自分や人を制限し、規制し、可能性さえも奪ってしまう場面には何度も出くわしている。

自分が発している言葉然り。
人が自分に対して発している言葉然り。である。

自分や人を活かすも殺すも、言葉次第とも言えるのだ。

だからこそ、”何度となく無意識に口にしている言葉”には注意したほうが良いだろう。

そして、脳内独り言で”自分に対して投げかけている言葉”にも要注意だ。

それが前向きな言葉なら問題ないが、自分や人を苦しめるようなネガティヴな言葉なら、その言葉に感情がこもっていなかったとしても、良くない影響をおよぼすことになりかねない。

何気なく言っている言葉、反芻している言葉、自分や人を苦しめるような言葉など、一度自分が多用している言葉を確認してみるのも良いだろう。

もしかしたら今の自分が、”自分や人の言葉通りの自分”になっているかもしれないのだから。


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