母の教えと反省

今日、半休をもらうことにしました。
毎日毎日、副作用でギリギリ勤務してますが…
それでも負けて休みをもらったり、半休をもらったり…
その度、情けないやら不甲斐ないやら、申し訳ないやら…

今は亡き母の教えを、ふと思い出しました。

母は、身内に身体の不自由な人、知的障害をもった人がいて、学生の頃ずっと介護してたらしいです。
そんな母は、ことあるごとに言ってました。

あんたの身体が強ければ、それは弱い人を助けるため。
自分のために使うんじゃない。
みんなで助け合ってとんとんなんだよ、世の中は。

実際、身体の弱い人と働いたこともあります。
「今日、病院行くので休みます」
若い同僚は、言います。
「あいつばっか、ズルくないっすか?」
なんのわだかまりもなく、ワタシは言います。
「んなこと言ってんな!助け合ってとんとんだ!」

でも…めっちゃ忙しい日や、当てにしてた日に「休みます」…
ちょっとムカっとしたこと、あります。

今、癌になり、自分では抗えない副作用や痛み、不調が出ます。

あぁ…休みたい…

それは心から出るもの、なんですね。

「身体動かしゃ、治るべ!」
「気の持ちようだべ!」
「気合が足んねぇんだ!」

昔の自分なら、そう考えたでしょう。
人一倍…いや、人三倍健康で元気で体力もありましたから。

今、この状況になり…
あの時、母が言った言葉の意味を知り、反省してます。

これからの治療で、会社やおかーちゃんに迷惑、たくさんかけます。
でもそれは、ワタシが今、弱い人だからです。
助けてもらいます。
そして病気が完治たら…
また、みんなを助けまくる、元気で体力バカに戻ります!

たくさんたくさん助けますから、今だけ助けてもらいます。

今日は、午前中で帰ります。


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