空の段ボール箱から学ぶ

国道右折レーンで信号待ちをしていたところ、中央分離帯近くに空の段ボール箱が落ちていた。微妙に避けなくてはいけない場所だ。大型車でなければ、隣レーンまで影響ない位置ではある。

微妙だなぁと思っていると、前の車の運転手が降り、2歩ほど歩いて拾い自分の車に突っ込んだ。

ありがたい。心の中でお礼を言った。拾ってくれる人もいるのか。

私だったらどうするだろう。きっと拾わない。まだ赤信号で時間的余裕は十分にありそうだ。それでもやはり車道に出るのは危険を伴う。多分そのうち道路パトロールカーが拾ってくれるだろう。

以前、道路ミラーと歩行者信号が明後日の方向を向いていたことがある。どちらの時も3日経っても直されておらず、痺れを切らして自ら警察に連絡した。3日放置は田舎だからありうる事例だろうか。

前述の運転手の行為が良いのか悪いのか賛否両論あるかもしれない。

たった一つの空の段ボール箱。運転席のドアを開ければ2歩で拾える場所。道路パトロールカーが回収するまでの間、どれだけの車がその空の段ボールに影響を受け、何を思うのだろうか。

「臨機応変」と言う言葉が頭をよぎった。目の前に転がった問題に対して、何もしない私よりも、何かしらの行動をとったその運転手の姿勢は評価に値するのかもしれない。


※ 高速道路や国道に落下物や破損を見つけた時は、「道路緊急ダイヤル」#9910に連絡をしましょう!一般道(都道府県、市町村管轄)は各自治体の道路担当部署に連絡になります。二次災害を防ぐため、安全確保の後に連絡等の対応をしてくださいね。
※道路管理者は上記、交通管理者(標識、信号など)は警察です。事故対応も警察になります。

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