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短歌

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2023年7月の記事一覧

短歌13

短歌13

「君は少しどうかしてるね」ときみがいう 私をどうかさせてるきみが

ああ月よ 人恋しさから見る月よ 素知らぬ顔をしていておくれ

甘さばかり覚えた十代、溶け残り続ける苦さに喘ぐ廿代

早く早く早く大人になりたくてピンクの絵の具をぶち撒いていた

だからちゃんと押さえてなさいと言ったでしょう 吹けばどこまでも飛んでく幸い

ひとしきり終わりのふりをやり終えて次は始まりのふりを始める

星、眠る瞬間を

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