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患者と歯科医師をつなぐマッチングサービス「Teech(ティーチ)」の挑戦

歯の健康は全身の健康に直結すると言われますが、日本の歯科受診率は諸外国と比べて著しく低いのが現状です。そんな中、患者と歯科医師をつなぐマッチングサービス「Teech(ティーチ)」を運営する当社ウミガメ株式会社の代表取締役社長、松下さんに、サービスの特徴やビジョンについてお話を聞きました。

ウミガメ株式会社 代表取締役社長 松下勇介

歯科医師の"得意分野"に特化したマッチングサービス


– Teechのサービスの特徴を教えてください。

Teechの最大の特徴は、歯科医師が得意とする治療を1つだけ登録できるという点です。一般的な歯科検索サイトでは、歯科医師が対応可能な診療科目を羅列するのが一般的。しかし、患者からすれば自分の悩みにベストな歯科医師を見つけ出すのは容易ではありません。

Teechには、日本全国の歯科医院約6万8,000件が登録しています。各医院が最も得意とする治療を前面に打ち出すことで、患者さんがその分野のエキスパートを探しやすくなっています。歯の治療は千差万別ですから、患者さんの悩みに合わせて最適な歯科医師を見つけられるのは患者さんにとって役立つとだと考えています。

1年で1%未満という日本の歯科受診率の課題


–日本の歯科医療の現状について教えてください。

Teechが目指すのは、日本の歯科受診率の向上です。厚生労働省の調査によると、1年間に歯科医院を受診する人の割合はわずか30%程度。さらに、定期的に歯科検診を受けている人に限れば1%にも満たないといいます。

虫歯や歯周病は初期段階では自覚症状が乏しいですが、重症化すると口腔だけでなく全身の健康にも影響します。諸外国と比べて日本の歯科受診率が低い理由の1つに、歯科医院の敷居の高さがあると考えられます。かかりつけの歯科医師を持つことの大切さを啓発し、受診の心理的ハードルを下げることが私たちの使命です。

Teechでは歯科医師一人ひとりのプロフィールを充実させることで、患者が"相性の合う歯科医師"を見つけられるよう工夫しています。患者さんには、自分の歯の健康を生涯に渡って診てくれる"パートナー"としての歯科医師を見つけていただきたいなと思っています。

■ 歯科医師の"腕"を可視化する取り組み


–上記以外に、Teechが特に大事にしていることはありますか?

Teechは、歯科医師の口コミ情報の質の高さにこだわっていますことが。歯科治療の質を客観的に判断することは容易ではありません。そこで、Teechは、実際に治療を受けた患者さんの生の声を大事にしています。

Teechでは、患者さんが口コミを投稿する際に、診療明細書の提出を必須としています。また、歯科助手や歯科衛生士など、歯科医院の関係者からの口コミは掲載していません。患者目線の、質の高い口コミ情報の提供にこだわっています。

また、今後は、歯科医師同士が実名で「おすすめの先生」を推薦し合う機能の実装も予定しています。

口腔外科の権威や、インプラント治療の名医など、その道のプロ視点で選ばれた歯科医師を患者にご紹介できれば、患者の医院選びの参考になるはずです。歯科業界全体の治療の質の向上にもつながると期待しています。

"歯から始まる健康"を目指して


超高齢社会を迎えた日本にとって、生涯を通じた歯の健康維持はますます重要になっていくでしょう。私たちは、かかりつけ歯科医を持つ人を増やすことが、健康長寿社会の実現につながると信じています。

Teechを通じて、患者と歯科医師がWin-Winの関係を築ける社会を目指したい。歯科受診率が上がることで、虫歯や歯周病の早期発見・早期治療が進み、ひいては医療費の削減にもつながるはずです。"歯から始まる健康"をコンセプトに、もっと多くの人に歯科医院に足を運んでもらえるように、より良いサービスを作っていきます。

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