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読書/観劇感想

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#演劇

あの大鴉、さえも

大学のサークルで、少し取り扱った作品が、竹内銃一郎の『あの大鴉、さえも』。3人組の独身者が、大ガラス(エア)をお宅に運ぶ中繰り広げられる不条理の世界を、言葉と視覚で楽しむ戯曲になっている。

結局このコロナ禍で実現には至らなかったので、解釈だけ滔々と語ります。

まず、この脚本の元になったポーとデュシャンの考察から。
ポーの詩では言語の記号性が強調されると考えた。nevermoreの様に何の

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