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出会いと別れとおせっかい

春です。
自粛の最中なので、忘れがちになっておりますが季節は春です。
春=出会いと別れの季節です。

早いもので18の春に上京してかれこれ20年以上経ちます。地元で育った時間を遥かに超えており、もはや純粋な地元の言葉を喋る自信はありません。三重県育ちですが、無理して地元の言葉を話そうとすると地元では全く聞いたことがない変な関西弁になります。それくらい時間が経ちました。上京して最初に住んだ家の前はローソンでした。ものぐさなぼくにとって、家の前にコンビニがあることはホントに助かりました。朝起きたらコンビニに行ってキリンの『力水』(瓶)を毎日飲んでいたなぁ。山崎のナイススティックもよく食べました。入学して最初のほうはちゃんと大学に行ってた気がするけど、音楽関係の友達が出来てからはあんまり行かなくなりました(ギリギリ卒業はしましたが)。東京に来て最初に入ったリハーサルスタジオは渋谷『ペンタ』でした。音楽関係の雑誌の後ろのほうのページ載っていた地図を見てスタジオに向かったのですが、雑な地図のせいで場所がよくわからなくて、道ゆく人に尋ねたのものの怪しいと思われたのか声をかけた人全員から無視をされ、東京とはなんと冷たいところなんだと思いつつも、声をかける時に「すみません」と先に言うから怪しまれるんだな、「ちょっと道をお聞きしたいのですが」と先に言えば良いのかもと思い、実行したところ、すぐに道を教えてもらえた記憶があります。何事もちょっとしたトンチですね。
あのころは、ターミナル駅の駅前ではよく新興宗教の勧誘があったからその一味と思われたのかしら?
いまも新興宗教の勧誘って駅前でやってるのかな?

ちなみに同じ頃、渋谷駅の山手線のホーム(新宿方面)で電車を待っているときに、見知らぬおばさんから
「原宿ってこっちですか?」
と聞かれた時に逆の電車を教えてしまったことを今告白します。
「ちょっとわかりません」
って言うのが田舎者と思われて恥ずかしかったんです。
おばさん、すまん!
おれもあの頃どっちが原宿かわからなかった!!
結果、間違えてるからもっと恥ずかしいんだけどね。

うーんと・・・。
色々と思い出しながら書いているので、なんだか支離滅裂ですみません。
そうそう、出会いと別れです。

上京してきて最初に好きになった人は同じ大学のひとつ上の人でした。東京に出て来て浮かれていたぼくはすぐに恋をしてしまったんだね。幸いなことに向こうもぼくに良い印象を持ってくれたようで、つまり『両想い』っちゅーやつになり東京はなんて素敵なところなんだろうとぼくの頭の中ではチューリップやらバラやらカーネーションやらが咲きまくり、それすなわち極めてハイテンションで愉快な日々を送っておったのです。

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