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沖縄でものづくりをテーマに、”もの”の先に在る”人”を見つめ、想いを紡いでいく。【うむラボ通信】メンバーインタビュー#6 セソコ マサユキ

私たちうむさんラボは「株式会社沖縄県」を目指して、沖縄の様々な社会課題解決に取り組むと同時に、豊かさを分かち合う”逞しく優しい経済循環”を産み出し、あたたかい社会の実現を目指しています。

うむさんラボ ホームページ|https://umusunlab.co.jp/

第1回のインタビューでは、代表取締役 比屋根 隆が描く未来や想い、うむさんラボの魅力などを語っています。ぜひご覧ください。

キーワードは「株式会社沖縄県」社会的インパクト投資による”あたたかい社会”を、沖縄から世界へ。 【うむラボ通信】インタビュー#1 代表:比屋根 隆

第6回は、うむさんラボの立ち上げメンバーでもあるセソコ マサユキさん、担当はあかりです。です。沖縄の「ものづくり」を中心に、人から人へと想いを繋いでいく。
”人”と”沖縄”に向き合い続けるセソコ マサユキの”源”について語っていただきました。

編集者:セソコ マサユキ
ハマってること:心の動く瞬間を写真に納めること📸

「おきなわの編集者」セソコマサユキとうむさんラボ

普段は「おきなわの編集者」として媒体を問わず撮影や執筆・編集に携わるほか、沖縄県豊見城市にある「島の装い。store」のディレクターを務めるなど、沖縄の魅力を広く発信しているセソコさん。

そんなセソコさんがうむさんラボと関わることになったきっかけは、会社ホームページ立ち上げの際の”カメラマン”としてのお声掛けから。

うむさんラボのデザイナーとしても活動している岡田 味佳さん(第5回インタビュー)より、共通の知人を経て出会います。

うむさんラボとしての仕事を担うにあたり、代表の比屋根 隆さんと互いの仕事や目指す世界への想いを語り合ったセソコさん。

その際、「株式会社沖縄県」を掲げ沖縄のためにと行動する比屋根さんの想いや愛情に共感し、関係を築いてきました。

「沖縄に生かされている」

沖縄移住を経た、セソコさんの想いの原点

元々は東京で編集の仕事に携わっていたものの、自分の暮らしを見つめ直し、沖縄へ移住してきたというセソコさん。

当時はこの地に知り合いも少なかった中で、友人の1人が開いてくれた歓迎会。

「この人良い人だよ」「この人めっちゃ面白いよ」
人から人へと、出会いは繋がります。

その中には、セソコさんがいることで商売敵になるかもしれない人もいたそうですが、そんなことは露ほども気にせず。
沖縄での縁はどんどん広がっていきました。

仕事を決めないまま移住してきたけど、沖縄では営業や売り込みのようなことをしないままずっと”編集”の仕事をさせてもらっています。いろんな人の紹介でいろんな人と繋がって。その延長が”今”に繋がっています」
そう語ってくれたセソコさん。

自分の名前で著書を出したり、海外での仕事をもらったりと、仕事の幅も広がっていきました。

その繋がりを「沖縄に生かされてきた」と表現し、自身の活動の根底には、沖縄への恩返しの意味も込められているそう。

「編集の仕事は、自分がいいなと思ったものを紹介して伝えること。その想いに共感してもらえたら、そこからまた良い繋がりが生まれる。そんな循環を生み出せたらなと思っています」

ものづくりの「つくり手」に焦点を当てる。

 ”もの”を通して、人と人を繋げる

「ものづくり」を自身のテーマの一つとして掲げるセソコさん。

セソコさんにとって、生活や仕事は「人との関わり」そのものであり、人と関わるということは様々な「感情」が生まれるということ。

「”ものを買う”行為1つでも、相手の顔を想像できたらそこに”意味”や”価値”が生まれる。そういう”体温のあるもの”に囲まれて生活することで、自分の感情や相手を想う時間が生まれる」と語ります。

生活や仕事で”効率”が求められることで、ルールが増えたり、「人の感情」や「個」が排除されていくことを経験したというセソコさん。
「ものづくり」を通して創る側と使う側をあたたかく繋ぐ活動を行っています。

また、「つくり手」にフォーカスし、「沖縄のものづくり」を盛り上げたいと明確に考え始めたのは、新型コロナウイルスによるパンデミックがきっかけだそう。

人と直接繋がることが難しくなったこの時期、「沖縄の素敵な”もの”」と「素敵なものをつくる”人”」を繋ぐことで、使い手側の暮らしに楽しさや彩りを、つくり手側の暮らしにステータスや活動の幅を生み出す架け橋となること。

また同様に、両方を繋ぐ”伝え手”や”売り手”がいることで、「つくり手」の暮らす場所も自由になり、自分らしく生きられる人も増えるのではないか。

活動を通して、そんな願いも込められているといいます。

セソコさんからみたうむさんラボの魅力

立ち上げメンバーとして、長くうむさんラボを見守ってきたセソコさん。
多くの仲間が加わり、事業も拡大してきたいまでも、うむさんラボの「本質的な部分はずっと変わっていない」といいます。

「人に何かを伝えて、巻き込みながら活動を拡げていくとき、大切なのは根っこにある”想い”にどれだけ共感してもらえるか。

何もないときからずっと応援して協力してくれる人たちがいて、何年もかけて”今”に繋がっている。それは根っこの部分が皆にとって魅力的で、比屋根さん自身が”芯”をしっかり持ち続けてきたからこそ。それはうむさんラボの強さだと感じています」と語ってくれました。

セソコさんとお会いする以前、セソコさんが手掛けるイベントに訪れる機会がありました。

ものづくりのつくり手さんと直接お話しながらイベントを周り、”もの”に込められた愛情や想い、一人ひとりの素敵な人柄と暖かさを感じるイベントだったことを覚えています。

自らの仕事を「誰かの伝えたい想いが人に伝わるように、情報を編集すること」と表現したセソコさん。

言葉や写真、デザインやイベントなど、セソコさんが想いを表現する手段は多岐にわたりますが、作品からはどれも”体温”が感じられ、一つ一つ暖かさがこもっているように感じます。

私も日常に溢れる”体温”を見つけ、相手を想い・想われるような。そんな生き方を目指したいと思います。

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