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キーワードは「株式会社沖縄県」社会的インパクト投資による”あたたかい社会”を、沖縄から世界へ。 【うむラボ通信】インタビュー#1 代表:比屋根 隆

私たちうむさんラボは「株式会社沖縄県」を目指して、沖縄の様々な社会課題解決に取り組むと同時に、豊かさを分かち合う”逞しく優しい経済循環”を産み出し、あたたかい社会の実現を目指しています。

うむさんラボ ホームページ:https://umusunlab.co.jp/

うむさんラボについて

私たちうむさんラボは沖縄の社会課題解決に向け、マイノリティ人材の支援や中高生を対象としたキャリア教育事業の運営を中心に、多くの仲間と共に”今在る社会”に向き合っています。
しかし同時に、良い活動をより長期的に、世代を超えた継続を目指すには、圧倒的に金融的支援の不足を感じていました。

この課題に対し、当初より「沖縄で”社会的インパクト投資ファンド”を立ちあげる」との目標を定め動いておりましたが、ついに昨年夏「カリーインパクト&イノベーション1号投資事業有限責任組合」として、実現することができました。

うむラボ通信について

「うむラボ通信」は、私たち「うむさんラボ」の想いや活動を知ってもらうために、学生インターンのあかり、ちより、しまゆうが、メンバーへのインタビューを通してお届けする、みなさま宛のお便りです。

第1回は代表の比屋根 隆さん。
インタビュアーしまゆう、記事担当あかり、写真担当はちよりです。

うむさんラボが掲げているテーマである「株式会社沖縄県」という言葉に込めた想いを語ってもらいました。

株式会社うむさんラボ 代表取締役 比屋根 隆
ハマってること:家族との時間❀ 家族のことを幸せにしたい❀

うむさんラボ代表、比屋根隆が目指す世界

比屋根さんが願うのは、国籍や宗教に左右されず、差別や争いのない”互いを尊重しあえる”世界。沖縄から「世界の”平和”・”調和”のリーダーシップ」を取れると信じ、多くの人に想いを伝え、巻き込みながら、一歩ずつ歩みを進めています。

「日本の各地方には、まさに”宝物”がいっぱい眠ってると感じてます。”自然と調和した生活”や”人”との近さ、”ゆったりと流れる時間とか。

世界中の食、文化、歴史が繋がって、人類や地球全体が繋がっていく。いろんな個性や特性が混ざりあうこれからの社会で、互いが尊重しあえる世界を目指したい。そんなモデルケースを沖縄から創りたいなと思ってます。」

不安定な世界情勢の中で、いつの間にか日本人が忘れてしまった人や社会の在り方の本質が、日本の地方に残っているという比屋根さん。なかでも自身のルーツである”沖縄”に生まれた意味、”沖縄”だから出来ることを考え続けていました。

キーワードは「株式会社沖縄県」

企業利益を追求する「株式会社」、公益や社会全体の福祉を担う「沖縄県」。
見方によっては相反する立場の架け橋となることで、”沖縄らしい”新しい社会経済の実現を目指しているといいます。

比屋根さんが描く「株式会社沖縄県」とは、様々な社会課題をビジネスの力で解決しながら、自分の強みを見つけ、社会に貢献する方法を身に着け、”誰か”ではなく”自分から”行動できる人が増えていくこと。
県民一人一人がワクワクし、自律共創の精神を持ちながら、互いを尊重しあい育んでいくあたたかい社会です。

しかし、これはあくまで比屋根さんの描く姿。
「株式会社沖縄県」の在り方に正解や定義はなく、この言葉からそれぞれが描くワクワクする沖縄の未来をイメージし、語り合ってほしいといいます。

うむさんラボにおける「比屋根 隆」

代表取締役を務める比屋根さん。

比屋根さんのうむさんラボでの役割は、五年後に必要な活動、三年後に必要な人材など先々をイメージしながら、一つずつカタチにしていくにはどうするかを考えること。

「カタチにするのは僕自身ではなく、今もそれぞれの役割を担ってくれている、他の仲間かもしれない。」そう話す比屋根さんからは、同じビジョンに共感し、信頼できるメンバーが集まっていること、皆で一つの方向に向かっている力強さや嬉しさを感じました。

また、業界や領域、世代を問わず、関心を持った場や人の下へ足を運び、夢を語り、仲良くなる。これも心掛けていることの一つだといいます。

特にワクワクするのは、信念をもって動いている人や、自分のためではなく社会のために動いている人、そんな想いを持ってる人と話すときだそう。

明日事業が立ち上がるかもしれないし、十年後かもしれない。
長期的な視点を持ち、「この人と一緒にやりたい」という気持ちを特に大切にしているそうです。

比屋根さんの学生への想い

地域と世界をつなぐグローカルなチェンジメーカーの育成を目指す琉球frogsの創設をはじめ、学生に向けたプログラムも多く提供している比屋根さん。
学生に対し、どんな想いや期待を込めているのか。

「沖縄を良くしたい、世界を良くしたい、平和でありたい。」
同じ想いや志を持つ人が増えると、そのうち理想の実現に向け行動し、周りを引っ張っていくリーダーが現れ、いずれ社会全体が動いていく。

”未来を良くしていきたい”と考える時、最も大切なのは人財育成、すなわち”教育”だと考える比屋根さん。
学校ではなかなか教え切れない”志”や”人の在り方”について考え、志を持つ大人と出会い、育て成長できる環境を学生に向けて提供し続けています。

同時に、様々な成長の機会に一歩踏み出せず、迷いや不安を抱えている人へ向けて。

人には変わる”タイミング”があり、そうでない時にいくらメッセージを貰っても、気づかない、もしくは受け取れないことがあるといいます。

そこで大切なことは、いろんな人がそれぞれのやり方で、それぞれのペースで、メッセージを届け続けること。継続していくなかで生まれる波及効果はいずれどこかで繋がっていくと信じています。

うむさんラボの魅力

ここまで、うむさんラボが目指す世界や比屋根さんの想いを綴ってきましたが、最後に、共に活動するメンバーについてその魅力を伺いました。

「みんな本当に暖かい人。性別も年齢も地域も関係なく、沖縄のことを大切にしてくれたり、うむさんラボのことを思ってくれる。
メンバーで集まって話したり食事しているときが、一番”豊か”だなあと思うし、やわらかい雰囲気の中で繋がっているのが嬉しい。その人たちと一緒に仕事が出来ていることが幸せ」

互いの個性を認め、尊重し、助け合い、拡げていく。
うむさんラボではまさに比屋根さんの目指す世界が実現されており、「株式会社沖縄県」への大きな一歩が既に踏み出されていると感じます。

沖縄のために何かしたい、そんなきっかけで見つけた「うむさんラボ 学生インターン」。様々な分野の第一線で活躍し、沖縄のために本気で動いている大人との出会いは、私にとって大きな衝撃でした。

私にとっての「株式会社沖縄県」、私自身の "志"や"在り方"、インターンを通して少しでも掴めると良いなと思います。


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