新しい学びのイメージを、体感を通じて広めたい。~ビジネスプロデューサーにインタビュー#2~
こんにちは!ユームテクノロジージャパン広報です。
ユームテクノロジージャパンは、テクノロジーの力を活かしたオンライン学習プラットフォーム「UMU(ユーム)」を展開し、現在国内で1万社を超える企業の方々にご利用いただいています。
そんな弊社では現在
『学習の科学とテクノロジーの力で日本の生産性を上げる』というミッションを共に実現していく仲間を募集しています!
ユームテクノロジージャパンは、テクノロジーと学習を組み合わせた、成果につながる学習を提唱しています。でも、それだけ聞くと、オンライン研修やeラーニングとどう違うのか、またユームが何を解決できる会社なのか、イメージがつきづらいかもしれません。
そこで今回は、ユームテクノロジージャパンのビジネスプロデューサー小仁聡(こに・さとし)さんにインタビュー。小仁さんはUMUで務めながら、自ら会社を経営し、2021年3月には人材育成をテーマとした本を出版されるなど、多方面で活躍されています。
「教育業界」というちょっと壮大なテーマで、業界の課題や、ユームの立ち位置、ユームがどのように課題解決に取り組んでいるのかを語ってもらいました。
ー#1の続きになります。
できるようになるまで伴走するからこそ定着する
ーUMUでは「成果につながる学習」を重要視しているとお話しされました。中長期的な成長や人材の学習・育成にはどのように関わっているのですか?
小仁:UMUとしての関わり方は、一日のイベントではなく、やってみて・振り返り・そこから学ぶということを大事にしています。UMUでは、ITツールを使うことで伴走できるようになり、フォーマル設計上のポイントを伴走することができます。それをパフォーマンスラーニングと言い、成果に結びつく学習のデザインを定義しています。
パフォーマンスラーニングとは、コンテンツによるインプットだけでなく、練習をします。でも間違ったやり方を続けると悪い癖になるので、そうならないようにフィードバックとコーチングで正解を見て直す。これを繰り返して、実際にできるようになるというプロセスです。この4つの流れはできるようになるまで必要で、UMUではそれぞれを支援する機能があるため、中長期的に伴走できるんです。
ーできるようになるまでUMUでは、どのような支援をされていますか?
UMUでのできるようになるまでの支援として、まず動画配信やeラーニングでインプットしてもらいます。また、練習をサポートする学習フォーマットとして、試験・ディスカッション・動画提出があり、それにお互いにコメントし合うというフィードバック&コーチング機能があります。最後に実際に定着しているかの証明を、アセスメントや試験機能で確認をします。
優位性があるからこそ、ライバルではなく仲間になる
ーUMUと他の会社との違いは何ですか?
小仁:オンラインにはオンラインの学習のデザインがあり、私達はその専門家です。そのため、UMUはITツールだけを提供している会社ではありません。テクノロジー・良いコンテンツ・教育デザインの3つがあって始めて成果が上がり、それぞれのノウハウを総合的に提供している点が他社との違いです。
今までの研修会社は、教育学とコンテンツを集合型で提供していただけでした。eラーニングベンダーは、コンテンツをテクノロジーで配信しているだけで、そこにブレンデッドラーニングの発想はありません。集合研修と現場実践を組み合わせているのがコンテンツ×教育学の領域で、これが研修コンサルティング会社です。
UMUは、これらを上手く統合するノウハウがある会社です。そのため、研修会社同士、eラーニング会社同士は競争相手のライバルで敵同士なはずですが、私達は全員仲間なんです。
目的に合わせて組み合わせる重要性を伝えたい
ー集合研修では、集まっているからこその感情の動きがあると思うのですが、モチベーションを上げるという観点で、UMUで課題になりませんか?
小仁:そういう観点で言うと、私達はブレンデッドラーニングを実現するプラットフォームを提供しているので、得意分野が異なると言えます。
学習の提供スタイルはそれぞれ強みが異なり、オフラインの集合型研修に合っているコンテンツもあれば、オンライン研修向きなもの、eラーニング向きのものもあります。そして、UMUではどれに対してもプラスαの要素を提供できます。
例えば集合型研修のフォーマットは、熱量を高く感じながらでき、長期記憶に働きかけできるのがメリットです。ただマイナスポイントは、同時に1人しか発言出来ないことです。一方オンライン研修になると、コメントやアンケートツール等を活用することで、全員が一斉に発言することができます。
なので、前提としては全部必要だと思っています。その中で、目的に合わせてどう使い分けるかがすごく重要だと思います。
ー学習の組み合わせは企業やエンドユーザーによって異なるということですか?
小仁:組み合わせの決め方は2つあります。1つ目はお客様の環境やニーズなどの状況です。予算やITインフラ環境の制約条件によって、そもそも出来るか出来ないかの判断になります。
2つ目はテーマです。知識を身に付けたい・機器の操作方法を身に付けたいなどテーマによって、練習の仕方・伝え方・教え方・評価の仕方のベストプラクティスが異なるということです。例えば機器の操作などは、動画で撮影した方が良かったりするんです。そういう意味でも、テーマによって使い分けるという感じです。
オンラインが浸透した今こそ新しい学びを広めたい
ー新型コロナの影響で、企業でもオンライン研修やコンテンツが浸透していますが、これから先どんなニーズや課題があると考えていますか?
小仁:企業の中で課題になってくるのは、正にブレンデッドラーニングだと思います。この1.2年はオンライン化することが目的化していたんですが、これを上手く活用して成果に結びつけていくのが、これからの企業の課題だと思います。
ここ数年DXが言われる中で、多くの企業が時間とコストと人員の削減などの効率化は限界がきています。効率化は限界がきている一方、学んだ結果の業績向上は無限大です。そのため、今後は学びに取り組むことになると思っています。企業が競争優位性を発揮して勝つためには、「効果を上げていき、減らすばかりでは生産性が上がらない」、というのがキーワードになると考えています。
ーこれからブレンデッドラーニングの考え方を企業に広めていくために、UMUではどのように進めていこうと思っていますか?
小仁:ブレンデッドラーニングは今までのテクノロジーができなかった、全く新しい学び方だと思います。人は、全く新しい、知らないものを想像することはできないので、体感してもらうことが重要だと思います。その啓蒙活動として、UMUでは大きく3つのことを取り組んでいます。
1つ目は、本を出版していることです。ブレンディッド・ラーニングについて説明している私の著書や、UMUを使った企業様の事例を13例掲載している本を出しています。
▼パフォーマンス・ラーニング
▼ブレンディッド・ラーニングー新リモート時代の人材育成学
2つ目は、アカウントを登録したらその日から一部の機能を無料で使うことができ、誰でも使える状態にしていることです。また、学校に対しては無料でアカウントを開放しています。
3つ目は、私達が直接PRするのではなく、学びを広めようとしているエバンジェリストとなる研修業界や教師の方を積極的に支援することで、伝える人を増やしています。今後も新しい学習体験を提供し、ブレンディッド・ラーニングのイメージが持てるように取り組んでいきたいです。
小仁さん、インタビューありがとうございました!ユームテクノロジージャパンから新しい学びが広がっていくのを楽しみにしています。
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