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確かな怒り

ここ数日、一方的な視点でものを言われることが続いた。
訳知り顔で根拠のないことを決めつけられたこと。
久々だったので、おもい出すだけでも、かなり辟易する。

怒りの感情を覚えたら、他の人はどうしているのだろうか。
上手に発散している人はどれほどいるのだろうか。
わたしは、まだまだ下手だなあ。
怒りの感情は内側にこびりついているようで、毎回、消化するだけでも一苦労なのだ。
ただ、闇雲に押し殺した頃に比べれば
少しは成長しているだろう。

きっと。おそらく。
……多分。

ただ、経験を積んだ上で確信していることもあって。

じぶんを激しく揺さぶる感情、存在を認めるだけでも
幾分か、心持ちが変わるものなのだなあと。
確かに感じたことを、そのまま受け止めてしまうだけでも。

だから、怒りをなかったことにしてしまうことが、1番いけない。

小さな子どもの面倒をみるように
じぶんのことくらいは、温かくも懸命に見守り、気にかけなければいけない。

きちんと続けられたなら
わたしの怒りの感情は
新たな熱や行動に変わるのかもしれない。
すうっと、自然に、変わっていくのかもしれない。

#コラム #エッセイ #文章

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