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【にじストV部応援】動画勢でも楽しめる格ゲー観戦知識

にじストV部が盛り上がってきております
(避難所とあるけど、これは最初の桃ちゃん枠が配信負担に耐えられなかったそうで
 急遽神田さんの枠で再開されたため、なのでここが実質1日目の配信枠)

格ゲーは格ゲーというゲームジャンルになっているだけあって
ある程度お決まりのようなゲームルールがある
これを知ってれば格ゲー観戦しやすくなるんじゃないか、というネタをまとめてみた
なお自分はストVの知識あんまりなくてスト3rdの知識で書いてる

打撃技、通常攻撃

ストリートファイターシリーズは基本的に
「弱・中・強」「パンチ・キック」の組み合わせで6種の攻撃ボタンがある
弱パンチであれば弱P、弱パン(じゃくぱん)、小パン(しょうぱん、こぱん)
強キックであれば強K、強キック(きょうきっく)、大足(だいあし)
などと表記されたり言われることが多い

弱攻撃はダメージが少なくリーチは狭いが隙が少ない、ローリスクローリターン
強攻撃はダメージが大きくリーチも広いが隙が大きい、ハイリスクハイリターン
という区別となっている

必殺技、コマンド技

格ゲーの醍醐味、キャラクター毎の個性的な技の数々
格ゲーのコマンドは複雑と思われがちだが、実はある程度決まったパターンがある

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引用元→https://game.capcom.com/cfn/sfv/character/ryu/movelist

有名なのが波動コマンドという「下・右下・右」の後にパンチボタンで波動拳
(テンキーをレバー入力位置に見立てて236Pと表されることもある)
基本的にこの波動コマンドができればほとんどのコマンド技が出せるようになる
逆方向に入れてキックボタン(214K)を入力すれば竜巻旋風脚
歩きながら波動コマンドを入れれば(623P)昇竜拳がでる
キャラによって技は違うが、このコマンド入力を共通としたものは多く
特に昇竜コマンドの必殺技はここぞというときの大技になっている印象が強い
昇竜を自在に出せるようになると気持ちよく、このコマンド考えた人は天才

格ゲー初心者からしたらもっと簡単にコマンド技出させろや、と思いそうだが
このコマンド入力の"わずかな手間とラグ"があることが、必殺技を繰り出す緊迫感
または相手の隙を見極めなければ叩き込めないゲーム性を生んでいるように思う

ガード

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防御の基本、後ろ方向に入力してるとガード状態になる
ガードをしない同士だったら攻撃ボタンの殴り合いで決着するが
ガードを固めている人相手には打撃技はほとんどダメージにはならない
それどころか隙の大きい技をガードされると反確(反撃確定)してしまうことも

投げ

そこで登場するの「投げ」というシステム
投げは相手と近接した状態で弱攻撃の同時押しで行う(意図しないとできない行動)
これでガード状態の相手も攻撃でき、相手を転ばして仕切り直しになる
コンボ攻撃よりダメージは取れないが、それでも投げを食らい続けたら痛い

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しかし投げは失敗すると隙も大きく、ほぼ密着するほど近づく必要がある
なので少なからずリーチがあり素早い打撃技に対しては弱い
このように打撃→投げ→ガード(反撃)というような三すくみになっている


下段攻撃、中段攻撃

ガードには「立ちガード」と「しゃがみガード」があって
立ちだと下段をガードできず、しゃがみだと中段をガードできない
中段攻撃は大振りだったりジャンプ攻撃だったりするので見てから対応もできうる
しかし下段は厳しいので基本的にはしゃがみガードが堅いと思われる

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逆に攻撃側は下段・中段以外の攻撃はどちらのガードでも防がれてしまうが
下段・中段攻撃を使えばガードをしている相手にも一方は通せる攻撃となる
防御するにも立ちガード安定とかしゃがみガード安定みたいな状態ではなく
下段がくるのか中段がくるのかどっちだ!?
という"二択に追い込めれば"攻める側は有利になると言える

起き上がり(リバーサル)の攻防

必殺技で吹っ飛ばされたり投げ技を受けたあとキャラはダウン状態となる
このときは無敵状態で追撃をくらうことはなく、仕切り直しになる
しかしここで攻めている側は間合いを詰めたり
どのタイミングで攻撃を振るかという選択肢を持っている(起き攻め)

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一方で起き上がる側も無敵状態からの切り替えしで選択肢がある
相手が攻め気あるときは昇竜拳やゲージ技のぱなし(ぶっ放す)が刺さることも多い
他にも投げ返したり、耐えてガードを固めたり、ゲージ技で距離を取ったり
みたいな選択肢が色々とある

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起き攻め側がぱなしを読んでガードを固める、みたいな一周回った読み合いも

めくりと三段

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めくりは前方ジャンプで相手を跳び越えながら攻撃すること
これをするとガード方向が入れ替わることで相手を混乱させることができる
しかもジャンプ攻撃を当てると、のけぞり中に着地からの攻撃が連続ヒットして
さらにそこから必殺技に繋げることができる、いわゆる「三段」攻撃である

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これはめくりに限らず、飛び込み攻撃や垂直ジャンプからでもできる
一気に持ってけるハイリターン攻撃でこれが決まるシーンはかなり盛り上がる
逆にそういった飛び込み攻撃を通さないために、対空技を使うことが大事

じゃんけんの選択肢を持っているか

こんな感じで格ゲーには○○には強いが、○○には効かないといった
状況によって変わるじゃんけんが散りばめられている
そしてその手の強さは一定ではなく3つとも限らない
強いグーだったり、搦め手のチョキだったり、安定のパーだったり
それ以外にも、最強のブラックホールとかいう手もありうる
グーを出し続けるより、たまにチョキやパーを混ぜる方が読みづらくなる

いうなればグー・チョキ・パーのような手を増やしていけるゲーム
いかに多くの択(選択肢)を持てるか、そして相手に択を読ませず押し付けるか
もしくは少ない選択肢でも的確に使い分けるか、個性が出るところだと思う

波動昇竜、待ちガイル

波動昇竜とは
波動拳のような飛び道具で飛ばせて昇竜拳のような対空技で撃ち落とす戦法
待ちガイルとは
相手に対して後ろ斜め下にしゃがんだ状態を維持して
正面から近づいてくる相手には→ソニックブーム(←ため→+P)
飛んで近づいてくる相手には→サマーソルトキック(↓ため↑+K) で対処する

スト2ではザンギエフなどの飛び道具を持たないキャラは対策法が無く
一方的に削られ負けてしまうためゲーセンで禁止令を出されたほど凶悪な戦法らしい

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こういった定番の戦法もある
これは飛び道具で相手の動きを制御する、つまり"相手の取れる選択肢を絞って"
それに合わせた強い行動を取るという戦法だったりする

そんな感じでどういう駆け引きが行われているかがわかると
観戦がより楽しめるんじゃないかと思った

にじストVの様子

初回はみんなほぼ初プレイだったようで、手探りで遊んでいく楽しさがあった
ほんとに友達の家に集まってワイワイやるような空気感
さらに配信者ならではの自分のプレイに実況がつくことで盛り上がる一同

桃部長は金髪ロールのお嬢様カリンを使い続けるところにこだわりを感じた
ストVはキャラも多く持ちキャラを極めるか色んなキャラを触るか
といったところにもプレイヤーの個性が現れる部分だと思う

桃ちゃんは取りまとめ役としても尽力してくれているようだ

やしきずはスト2経験もあるようで、以前のレバガチャダイパンでは
椎名、笹木、葛葉を相手にボタン縛りしても無双していたほど
波動昇竜、待ちガイルのような強い行動を知識として持っていて実践
狙った行動を出せるというだけで基礎が強くてもう絶賛ものだった

葛葉は始め技の出し方やコンボを知らないガチャプレイだったけど
投げや下段攻撃の択を押し付けるセオリーを身に着けていて
さすがのゲームセンスで実戦で成長していく、やしきずにも人読みで勝つ場面も
特に大足が効くと知れば何度も擦っていくのは猛威を振るった
葛葉のプレイングを辿ると下段・中段・投げの択の強さがよくわかると思う

イブラヒムは動画勢だったらしく、ケンを使って火力コンボを習得すると抜き出る
やしきずには効いた葛葉の起き上がりぱなしもヒムはガードが堅く
きっちり隙を狩られるということもあって立ち回りの上にリターンもでかいので
攻めと守りのバランスが良くヒムケンは安定して強かった

神田さんもストリートファイターシリーズには造詣が深いようで
やしきずと懐かし気な話題を語るシーンもしばしば
キャミーを使って波動拳見てからアクセルスピンナックルで弾抜けしたり
飛び上がった相手に対空技のキャノンスパイクしっかり決めたりと
見てからの反応が上手いシーンが多かったように思える

そして完全な初心者えまおじいちゃん、すごい謙虚でやたらかわいかった
えまおじいちゃんはガードがやっとできるかどうかというレベルで
波動コマンドもなかなか出せないしだったけど微笑ましかった
みんな初プレイとはいえゲームうまうまの人ばかりだったので
えまおじいちゃんも同じくらいの強さの相手がいればなあと思った

その後イブラヒムと葛葉のコソ練を経て……

葛葉はカゲのコンボ火力を得てつよつよに

最新枠ではかなかな、ハジキも参戦!
まだまだやり込む人によって強さ入れ替わりそうだし
格ゲーは知識(研究、座学)技術(練習、実戦)のゲームだと思うので
プレイヤーの努力や成長が見れるのも楽しみだと思う

そしていつかこの記事で妄想してたような……
にじさんじストV大会みたいなのも実現する日が来るんじゃ!?と楽しみ

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