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一番に君に、とは(2023/07/30 LIVE PARADE 2023)

どうも、うみうしです。
7月の頭に始まったLIVE PARADEも今回の熊本公演で6公演目。半分終わってしまったという事になりますね。
時間が過ぎるのを早く感じたりもしますが、それだけ充実した日々を過ごしているという事なのでしょう。


参加したライブについて

ライブのタイトル:NANA MIZUKI LIVE PARADE 2023
開催日:2022/07/30
会場:熊本城ホール(熊本県)

諸注意

このブログには以下が含まれています。
【セットリストなどのネタバレ】
【オタクの妄想】

このブログには以下は含まれていません。
【考察】
【詳細なレポート】

はじめに

熊本県でのライブは2018年のLIVE ISLAND以来、5年ぶりになりますね。
前回はアスペクタという野外のライブで、最高のライブに挙げる人もいるぐらいの公演だったのでまた熊本にライブで訪れたいと思っている人も多かったのではないしょうか。
今回は熊本城ホールでのライブは、そのLIVE ISLANDの時にまだ建設中だったホールがあると奈々さんが知り、次はここでやりたいと言って実現したライブでもあったので、そういう意味でも待望の公演といえるでしょう。

行く途中について

いつもの。冒頭で「また熊本にライブで訪れたいと思っている人も多かったのではないでしょうか」みたいに他人事のような書き方をしていましたが、何を隠そう僕もその一人です。

4:55に起きて準備してすぐに家を出て、8時を回ったがまだ関東を脱出できていないオタク。これが田舎に住んでてツアーを回るという事だと思っていただきたい。

呑気なツイート。理由は後で書きます。

この記事の見出しの画像が切れてしまったので。
熊本城ホール。とても綺麗です。

ライブ本編の感想

01.Red Breeze

熊本城ホールは新しい会場ということもあって座席も広々としていてメチャ飛べるし、もちろん今回のツアーでは声も出せるしということで全力を出せるライブというわけなのですが、それが嬉しすぎて1曲目からはしゃぎすぎてしまい急激な運動で体がビックリするというのを繰り返してもう6回目になる。我ながら学習能力のなさには恐れ入るが、ある意味で学ばないやつが最もエンタテイメントを楽しめるやつなのだ(笑)
歌詞的には日食というワードから日常が変化してしまう事に対する不安だったりを歌っていると思うのだけれども、僕自身はまるで変化しないという事もあり周りの変化には割と敏感だったりもするので、これが1曲目なのはしっくりくる感じでもあります。

02.Bring it on!

そんなわけで1曲目からはしゃぎすぎてしまい、すでに呼吸がしんどいみたいになっていたのだけれど、ここでも全力で声を出して飛んでというのを繰り返していたらメチャ汗をかいていたのだけれども、この時点では気が付いてなかった。MCぐらいになったら大量の汗が冷房で冷えて寒くなって気が付いた。完全にアホである。

05.Faith

あ、ここからライブの内容とは直接関係ない長い話が始まるので、特に興味ない人は読み飛ばしてもらっていいです(笑)

ちょっと前の大阪公演の時の最後の挨拶で奈々さんがぽにんとか言ってお尻を突き出すポーズをとった時、僕はキュアブロッサムのおしりパンチだと思ったんだけどそうではなく、どうやら子供向けの絵本が元ネタらしいということを後で知って僕は少しだけ寂しくなっていた。
奈々さんはそれまでブログを毎日更新するし、ラジオなどでも自分の近況をよく喋ってくれる人だったので、ライブ中のMCなどで出てくる話も基本的にはブログやラジオなどでも既に聞いたよという事がほとんどだった(もちろん喋ってはまずいことは絶対喋らない人でもあったので全部を教えてくれているわけでないというのはわかる)
2020年に奈々さんは結婚をして、2021年に出産をするとそれが少し変わって、ブログは週一ぐらいの更新になりほぼ仕事の内容だけとなった。ラジオなどではそれまでと変わらず日々の事とかを話してくれはするけど、結婚生活や育児の事などはほぼ喋らないようにしているのだと思われた。
それは多分相手の私生活を話さないようという配慮だとは思うのだけれども、少なからず僕みたいファンに対する気遣いも含まれているのだろうと感じられて嬉しい部分のが多かったのではあるが
そうやって話してはもらえないことが増える事で、今回のように向こうから突然出てくるワードを拾えないという事もこれから増えてくるのだろうなぁと感じたというのが大阪公演で感じた寂しさの正体ではあった。
コロナ禍によって、ツアーが中止になったり、ライブで声が出せなくなったりと否応なしに世界は変化してしまったわけだけれども、僕みたいなオタクにはそういう世界的な変化そのものよりも、それに伴って訪れた向こうの変化のが大事件のように思われた。(そもそもこのnoteを書くようになったきっかけもそうした変化なわけだし)
アーティストはずっと同じ事をしていたら飽きられてしまう職業なので、常に変化を求められるし、奈々さんは常に進化を続けてきたからこそ今の立場まで上り詰めたわけなので変化するということ自体は歓迎すべきことであるように思う。一方、それのファンはというと基本的にはファンには優劣が付かない、付けないものだから進歩もしないものではある。(オタクに対して伸びるとかいう表現をすることもあるが)また、変わらぬご愛顧をお願いしますなどと向こうから変化しないことを求められるのもあったりするわけで、変化し続ける相手に対して変化しない自分を対比させると、時間が経つごとにドンドン取り残されてしまうようにも思われた。
そんなわけで、僕は些細な変化に対してもナーバスになっていたようにも思う。
前置きがずいぶんと長くなったけど、それを踏まえた上で「Faith」の歌詞を見ていきたい。まず冒頭。
「一番に君に伝えたい 私が見てきた景色とか 大切にしていた絵本や 宝物埋めた場所 今の私を彩ってる全てを」
なんだこれ。僕に言ってるのか!?(自意識過剰)
前回「Faith」が歌われたのは2016年のLIVE PARK。正直に言うと、この時にこの曲が歌われたのはあまり好きな流れではなかった。というのも、事前にスポンサーのサイトで行われたアンケートにより選ばれた曲だったからだ。
自分はこの曲歌ってくれという願望は多分少ない方ではあると思うのだけれど、それは向こうが歌いたいタイミングで歌ってほしいし、その理由を知りたいというエゴからなので、アンケートで選ばれたから歌うというのは望む方向性とは真逆の理由ではある(笑)
と考えると、今この曲を自分で選んで歌ったという事はいまここで絶対に歌いたい理由があったからなのだとも考えられないだろうか。(都合の良い解釈)
絵本の事で少しモヤっていたのだけれども、それを察してなのか「一番に君に伝えたい」と言われてしまったらなんていうか、こう、嬉しくなりますね(チョロいオタクである)
その後の
「人は移ろい変わっていく それは私も同じだけど 胸の奥はいつも綺麗な あの空へ続いている これからも君に約束するよ」
というのも僕が欲しかった言葉そのままで、全てを見透かされたような気持ちになっていたのだけれど、その後の歌詞では「君が隣にいて」とあるので、これからもずっとこの人に付いていこうと誓ったのだった。
「Faith」ってタイトルは歌詞的には信念、もしくは約束と訳するのが良いと思うのだけれど、僕の場合はそのまま信仰になるわな。あるいは忠誠か。

07.Get up! Shout!

コロナ禍の後に産まれた曲って声を出せるようになって初めて完全版になったような気がしませんか。声出す出さないに関わらず、そこに出す出さないってそれぞれの思想が入ることで初めてその曲が完成するのではないかと。それでどうですか。この曲の完全体、楽しんでいますか。
多分僕はかなり楽しんでいる方の部類に入ると思います。(自分で言うなという話ではある)
声出せそうな部分は割とその日の気分にもよるんだけど、それは遊ぶ余地があるということだし。ライブを通して曲が育っていってこちらの受け止めからも変わっていくという感覚はやはりツアーでこそ味わえる感覚のように思う。とはいえここではしゃぎ過ぎたのでこの後しばらくしんどかった(笑)

09.ETERNAL BLAZE

前回の感想日記でここで一度ライブがクライマックスを迎えるというようなことを書きましたが、今回のツアー中で最も激しいコーナーであるのは間違いないでしょう。また、ここが最終決戦みたいなことも書きましたが、開幕3曲、ダンス曲3連発、そしてこの3曲とまさに息をつく暇もなく畳みかけるのは僕らもしんどいとは思うのですが、歌っている奈々さんへのダメージは相当なものではないのかとも思います。
それが影響したのかはわかりませんが、珍しく「ETERNAL BLAZE」の歌詞を間違えていた奈々さん。
ライブなので間違えることぐらいあるとは思うのですが、僕個人としてはしょうがないとも思わないし、逆にそれがライブの醍醐味みたいな捉え方もまたしないタイプではあります。
間違えたのを一番悔しがっているのは歌っている本人だと思うので、それを応援する僕自身もそれをよしとするのはどうかと思っているからです。
去年のツアーでも歌詞を間違えてその後少し歌詞が出てこなくなってしまったことがあってそれを本人はブログでとても悔しがっていたので、僕はこういう時はただひたすらに頑張れと念ずるのみではあるのですが、念が通じたのかあるいは本人の努力の賜物か(間違いなく後者である)すぐに戻ってこれたので少しホッとしましたね。
さきほども書きましたが、ここは最終決戦なので少しのミスが命取りぐらいの緊迫するシーンでもあるわけです。

10.夏恋模様

決戦が終わり、僕は異様に汗をかいていた。
なんなら汗が急激に冷えて寒いし、足も震えていた(笑)
なので、この曲の前に長めのMCが用意してあるのは助かりましたね。九死に一生を得るとはまさにこのことのようにも思います。
なのでこの時点ではまだ呼吸が整っていない息も絶え絶えな状態で「夏恋模様」を聴くというなんだか妙な感じのシーンとなってしまったのですが
そんな状態とは裏腹にすぐに曲に入り込むことができました。
というのも、このホールとても音が良い。(10曲目にして気が付く)
音が良いホールだと少し離れた位置からでも奈々さんの歌声がとても近くに聴こえるというか、反響音もあってまるで歌声に包み込まれているような、そんな気持ちになりますよね。
大好きな人の歌声に包まれて体力がモリモリ回復していくのはなんだかRPGのキャラになったみたいな気分でしたね。

12.恋想花火

ホール公演から少し演出が変わって、幕が下りてくるようになったのですが
この演出になった福島公演1日目で僕はなんというか好きな人と分断されたみたいな気持ちになっていた(笑)
「Get up! Shout!」からこの「恋想花火」までの衣装は普通の服で表現するとなかなかいい言葉が出てこないんだけど、RPGのキャラが着てるようなデザインの衣装で、どちらかというと人間のキャラというよりはエルフとかのキャラが着てるみたいなデザインだった。
前半戦をみんなで力を合わせた最終決戦みたいなイメージで捉えると、目的のために力を合わせはしたものの、種族が違うと人間とは生きるスピードが違うので一緒にはいられないみたいなイメージも抱いてしまっていた。
種族が違うとまでは言わないけれども、向こうとこちらでは生きるスピードが違うというのは自分自身もずっと抱えている不安でもあって、住む世界が違うなんて使い古された表現ではあるけれども、常に進化を続けて全力疾走するみたいな人生を送る向こうと、いつまでも変わらずに同じところをウロウロしている自分とでは生きている世界が違うのだと感じられることも多かったりした。
ライブやイベント中は、一緒にいられるせいかそのことをあまり感じないようにはなるのだけれど、演出と歌詞などからここではそれを強く再認識してしまうというアレだった。(薄い幕が降りただけで、なんでこんなに必死なんだろうこいつ)

13.サーチライト

ホール公演なのにアリーナ会場と同規模のデカい衣装(衣装なのか?)を身にまとって登場する奈々さん。福島2日目の4階から見た景色も悪くないのだけれど、せっかくのホール公演なので1階のほど近い距離から見上げることでその迫力を存分に感じたいところですよね。
この日は1階の半分より少し後ろの席ではあったけれど、その存在感を体中で感じることができました。
このように大きな衣装を着る事で有名な歌手の人をラスボスと例えたりもしていましたが、今回のツアー幕間の映像とか演出からRPGみたいな展開なのでまさにラスボスみたいな感じなのが面白いですよね。

15.Higher Dimension

旗を持ってるみたいにペンライトを構えたり、ヨーダの真似して行進(その場で足踏みである)したりするのが面白くて勝手にやってるんだけど、この日の連番者も同じようにしていてシンパシーを感じていた。よくイベント前後で話したりする友達なんだけど、ライブで連番するのは初めてなのにこれまで何度も本当に初めてなんだったっけと思うぐらい動作が似ていて、同じタイプのスタンド…みたいになっていた。

16.Astrogation

前の曲で、同じタイプとは言ったのだけれど明確に差を感じたのはこの曲。隣の人間のジャンプが高すぎる。基本的にライブ中はステージ上の奈々さんばかりを見ているので、周囲の人間をそこまで意識することはなかったりもするのですが、前の人で見えなかったらそれより高く跳べという古いタイプのオタクでもあるので、明らかに自分より(物理的な)高みにいるオタクを観測した時に、よくぞ人の身でここまで…みたいに感心していた。
まぁ、それより高く跳べという古いタイプのオタクなのでそれに張り合って跳んでいたので死ぬほど疲れたけど、死ぬほど楽しかったという話。
「Astrogation」は好きな曲だし、ライブ中にいい位置で歌われることも多いのですが、オタク達が沸く曲でもあるから、なんていうかその場にいた人だけに伝わる楽しさがありますよね。

17.Preserved Roses

この日ははしゃぎすぎたのか、前の曲あたりでもう息も絶え絶えになっていたのだけれど、人間の身体って不思議なもんで勝手に歌えますね(笑)
僕は歌ってても曲中に飛んだり跳ねたりしてるんだけど、通常の状態でそれやれって言われても無理なのでライブ中はなんか解放してはいけない類のリミッターを解除しているようにも思います。
最高にライブを楽しんでいる最中に到達するこの超人感が楽しくてライブに行っているまである。

18.SCARLET KNIGHT

そういえば、「SCARLET KNIGHT」はこれまで17曲目に歌っていたように思いますが今回曲順を入れ替えてきましたね。
曲順を入れ替えた理由まではわかりかねますが今回のセットリストに「SCARLET KNIGHT」が入っているのは嬉しかったので、また聴けて良かったですね。
この曲が主題歌のアニメ、DOG DAYSは明るい雰囲気の作品だけど1期は絶望の運命に抗うという話でもあるのと、主人公の勇者が人知れず世界を救うのではなく、人々に歓迎されながら戦っていくという展開なのが今回のPARADEのテーマにも合っているように思います。

本編が終わってアンコールになったのだけれど、音が良い会場だとアンコールするのも気持ちよかったりします。具体的に言うと自分の声が反響しているのが聴こえる。
単純に声がデカいからのようにも思いますが、反響したのが聴こえるってことはちゃんと会場の端まで声が届いているってことだろう。多分。
とはいえ、目標はこの時にはステージの裏にいる奈々さんに判別できるぐらいの大声を出すことなのでより一層の精進が必要だと思われる。

22.Happy☆Go-Round!

タオル曲はツアー中に何度か替えてくるかもと思っていたけど、これまで固定できていますね。(なんならアンコール4曲はずっと固定である)
なんだけど、この曲が大好きなので僕は毎回メチャ楽しませてもらっている。声を出したりする部分もそうなんだけど、クラップしたり、タオルをワイパーみたいにしたりと色々な動きができるのも好きな部分だったりするんだなぁ。
あと、ホール公演だと見失う心配が少ないので最後にタオルを放り投げられるのも楽しいですね。

23.DISCOTHEQUE

今回のライブの感想書いてて何度か死にそうになっていたみたいな表現が登場したのだけれど、この日のライブは体力的になんかメチャきつかったように思います。奈々さんが歌っていると何故か全身に力が漲ってきて体は動かせるのですがそのたびに呼吸するのもしんどいみたいになっていた。
なので、楽しくて一瞬で時間が過ぎたみたいな感覚というよりは、曲中に飛び跳ねてる間なんかは一生続くんじゃないかこれぐらいの感覚だったりもします。
とはいえ、最後の曲までくるとやはりもう終わってしまうのヤダみたいになっていたりして、一瞬と永遠という矛盾した感覚を同時に味わえるのがライブの醍醐味というやつなのかもしれません。

ライブ後の感想ツイなど

連番者に張り合ってジャンプしてたら楽しくなってきてしまい、膝を曲げて飛んでたら膝が前の座席に乗ってしまい(前の座席の背もたれに座るみたいな感じ)これを書いている今も跡になってる(かさぶただからじきに消えるとは思う)

前日のライブでアホみたいに声を出しても、思ったほど声が枯れてないことに気が付いた時のツイ。両親に感謝はするが、僕が親になることはこの先もない。

本文中の「DISCOTHEQUE」でも書いたこと。
相変わらず140字という制限がある方が良く書けてるじゃないか(笑)

まとめ

7月に始まったツアーですが、7月中に半分の6公演を終えて後半戦へと考えると面白いですね。
次の会場は1週間の休みを挟んだあと、愛知県、日本ガイシホール。
去年は愛知県の土を踏むことができなかったので僕にとってのリベンジ公演ということになりますね。
それでは、無事に参加できれば次の感想日記でお会いしましょう。


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