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俺の命を剣に乗せる方法が知りたい‼(2023/01/22 LIVE HEROES 2023 -BLADE MODE-)

どうも、うみうしです。
LIVE HEROESの感想日記、2日目です。
ツアーとかの感想だと1日目、2日目はまとめて書いていたんですが、今回は前後編。そうした理由は参加した人はわかると思いますが、内容がガラリと違うからね。

参加したライブについて

ライブのタイトル:NANA MIZUKI LIVE HEROES 2023 -BLADE MODE-
開催日:2023/01/22
会場:さいたまスーパーアリーナ(埼玉県)

諸注意

このブログには以下が含まれています。
【セットリストなどのネタバレ】
【オタクの妄想】

このブログには以下は含まれていません。
【考察】
【詳細なレポート】

前回までのあらすじ

いやー、LIVE HEROES最高でしたね。
すでに2日間ライブ参加した後みたいに体が痛いけど、実は2日目はこれからなんだって。冗談でしょ?

開演前までの話

会場近くのホテルで目覚め、プリキュアを見てから会場に行くというツイ。
奈々さんがLIVE HEROESというタイトルのライブをやる年に、僕が奈々さんのファンとなったきっかけのプリキュアでもヒーローがテーマの作品が始まるというのはなんだか運命的ではありませんか?

会場で記念撮影。
前日は風が強くて、片足上げててバランスの悪いキュアブロッサムを撮影するのはあきらめたんだけど、この日は無事に撮影することができました。

11時57分に昨日のライブのブログを更新しましたという通知があったんですが、なぜか12時くらいまで見られないという不具合?に対するツイ。
正確な理由はわからんけど、多分こんなとこだろうとすぐに思うあたりツイにもあるとおり僕はまだブログ勢ではあるらしい。
もう毎日コメントはしてないが(毎日更新ではなくなったからね)今でも常に更新を確認するぐらいには情熱を燃やしてはいる。流石に全盛期(ってなんだ)ほどにはやってないけど。

そんなわけで?ブログ勢の準備は終わったので、後は2日目のライブを全力で楽しむだけとなりました。

セットリストについて

公式でセットリストのプレイリストが公開されてるのでそれを参照してください。まぁ、感想を順に書くので読んでいってもわかるとは思います。

ライブ本編の感想

オープニングから1着目の衣装の辺りまで

00.オープニング

オープニングは共通の流れだけど、渡されるペンがBLADE MODEになっている。となると当然気になるのは、このお店に他にある別の〇〇MODEのペンだと果たしてどんなセットリストになっていたのかってことですよね。
そういう妄想をしても面白いかもしれない。

01.TESTAMENT

基本的に僕は曲の予想というものはしない。というのも予想するという事は外れる事もあるってことで(むしろ曲数的に外れる可能性のが高いだろう)外れるってことは少なからずガッカリするからだ。
つまり、ライブに参加するにあたり少しでもガッカリする可能性は減らしておきたいってことで予想はしない。というスタンスなんだけど、↑のツイはネタとは言っているけどはっきりとした予想だった。いや、願望だった。
いきなりライブの話から離れるけど、まずはなぜこの曲を1曲目に歌ってほしかったのかという話をしたい。
まぁ、歌ってほしかった理由は単に好きな曲だからってだけなんだけど、じゃあなぜこの曲が好きなのかってのは割と長くなる。
「TESTAMENT」を歌ったライブで印象的なのはやはりLIVE GATE。
このライブも誕生日公演があるライブだったからというのも↑の予想に至った理由の一つだけれども、自分はこのライブが多分、これまで参加したライブの中でもっとも奈々さんの事を近く感じたライブだったように思う。
普段のライブ会場よりも少し小ぶりな武道館でのライブだったという事だったり、平日も含んで2週間で7回も奈々さんに会いまくっていたという事もこれまでより身近に感じた理由だったりするのだけれど
近く感じたというのはそういう物理的な条件というよりも、むしり心理的な部分だったと感じている。
お誕生日公演があったという事もあって、MC中にも年齢の話題を出したりすることも多かったわけだけれど、この辺りの年代では年齢の話題とかを出した時に結構な確率でついてくるのが、運命の人がとかって話だったり、出会いがどうとかって話だったりして、僕はそういう話題になったとき毎回ドキドキしていた。いつその日が来るのかということを否が応でも覚悟させられていたからだ。
でも、この日(2018年1月21日)はちょっと違った。そういう話題になった時にいつか出会いたいみたいな流れではなくみんながいるから幸せですと言ってくれたのです。そこで、思い出すのはその前の年に行われた出雲大社でもご奉納公演。そこでもその手の話題になった時、客席から「みんながいるよ」って声が飛んでいて(まぁ僕なんだが)それに対して「ありがとう」って返してきてくれているんですよね。
本人がそこでそう言われたから、次の年のライブでそういう気持ちになっていたのかなんてわからないけど、基本的に自分に都合のいい解釈をする僕なのでこれは山を動かしたのではないかという気持ちになっていた。
すでにだいぶ話が長くなってるけど、話を「TESTAMENT」に戻そう。
この曲の歌詞に注目してみると「命燃え尽きて倒れても 終わる事のない歌が」とか「世界から見放され寂寥の矢射られても 胸に灯る情熱-炎-は消せないから」といった感じで、命尽きるまで歌うぜという覚悟のようにも感じられないでしょうか。「TESTAMENT」ってタイトルは聖書って意味もあるし、リリース直前はそういう意味で解説していたように思うけど、一方で遺書って意味もあって、話のネタバレになるからかアニメ放送前はそういう解説はしていなかったように思うけど、それ故に僕はまるで遺書のようだとも感じていた。つまり、みんながいるから幸せという言葉はそういう覚悟を決めたという意味なのではないかと感じていた。
結果的にはそうではなかったのだけれど、でも確かであったのは2018年の夏とか言ってた気がするから、少なくともここではそういう覚悟をしていたのかもしれないと例によって自分に都合の良い解釈をすることにしたのである。
とまぁそんなことがあって(いや、なにもない。勝手に妄想しただけである)この曲に対して特別な思い入れがある僕は、望み通りに1曲目がこの曲でとても高まっていましたとさというわけです。
好きな曲が歌われて高まったの一言で済ませることがなかなかできない(笑)

02.FINAL COMMANDER

そんなわけで、1曲目ですでに願望が叶っていたので
僕もここで命を燃やし尽くす覚悟が完了したというか、死力を尽くして戦うぞと遺書をしたためたというか
ここからどんなセットリストになろうとも、途中でバテて動きを止めることはないと宣言させていただこう。って感じになっていのだけれど
1曲目「TESTAMENT」からの2曲目「FINAL COMMANDER」で見返してみてもよくこれ死んでなかったねと、これ書いてる今自分の足がついてるか確認してしまいました。

03.Exterminate

1日目の開幕なのは曲3連発もマジかと思ったものですが
シンフォギア曲3連発ってより殺傷力を増した選曲ですよね。
というか、もう何人か死んでるんじゃないか、これ…

04.METRO BAROQUE

リクエストソングコーナーにメールを送って読まれなかった曲は本番で歌ってくれるという幸せ。
今日はBLADE MODEということで連想するのはやはりシンフォギアではあるのですが、剣声優と名乗り始めたのはこのBLOOD-Cだと思うので
個人的にはメチャメチャ楽しみにしていた曲でした。
MVで2番で音に合わせて刀を振るカットがあるんだけど、僕はライブ中にそれに触発されて刀を振り下ろすようにペンライトを振っています(迷惑)

05.嘆きの華

剣がテーマという事でこれも歌ってくれるのではという期待はありましたが、バッチリと答えてくれる形に
僕は岩里さんが奈々さん書いた歌の歌詞がとても好きなのでとても上がるのですが、この日はちょいと上がりすぎちょる。
もう最初のあたりで情緒が不安定になっていたのですが「あのとき何を願い あのとき何を望み それでも心はなお君を求めて」の時にはもう感情が全身から噴き出すんじゃないかというぐらいキテいましたね。
何が来ていたって自分にもよくわからない感情だったのだけれど、これまで見た漫画とかアニメとかから一番近いワードを絞り出すと、多分それは嫉妬。
そうか、この人は僕にこの感情もくれるのかと、これだけ追いかけてもまだ新しいことを教えてくれるということに最終的には嬉しくなっていた。(マゾなのかな、僕は)

06.Heart-shaped chant

シャイニング系はシャイニングブレイドがあるからBLADE MODEってことなのでしょうか。
この曲はアルパ奏者の上松美香さんとレコーディングした曲ということもあって、あるいはここでまた共演が見られたりした可能性もあったのかしらとちょっとセンチメンタルな気持ちになりながら聴いていた。
個人的な話になると、僕はこの曲の時はとても大きくペンライトを振るので腕はメチャキツイ。

07.Mr.Bunny!

1日目でうさ耳衣装を着てきてくれるというのがわかっていたから、ちょっと前でメンがヘラっていたけど完全回復していた(笑)
歌詞は未練がましい男の歌って感じではあるのだけれど、ある意味そのまま僕のことを歌ってくれているようで嬉しいというのもある。

08.JET PARK

前日は「Angel Blossom」だったのでタイアップ曲が日替わりでノンタイアップ曲って考えるとこのライブのセットリストを考えた時に明らかに異質なポイントなのかなと思います。
奈々さんのブログでも触れられているように剣を使っていた記憶からセットリスト入りしているのだと思われますが、自分はそのライブに参加できていないこともあり、他の曲よりもこの曲となった決定的なものは思いつかなかったので、そこらへんはラジオとかで語られるのに期待しておきましょう。

09.PRIDE OF GLORY

この曲が変わらずセットリストに入っているのも印象的ですよね。
自分は変わった部分よりも変わらない部分に物事の本質があると言い続けているのですが、この曲が変わらなかったのはこのライブを語る上で本質に迫る要素なのかもしれません。
僕はそこまで深く読めなくて、僕を慰めるために歌ってくれたという都合の良い解釈なのだけれども(笑)

10.恋の抑止力 -type EXCITER-

タイアップ曲のダンス曲というとそこまで多くはないので、この曲も歌われるだろうと思っていた。
自分が初めて行ったライブでも歌われている思い出の曲でもあるのだけれど、声優の何某さんのコールのことを思い出してしまったりと
割とちゃんと聞けていなかったようにも思ってしまうけど
この日は気持ちがより歌詞に近い感じだったからなのか、いつもより解像度が上がっていたように思う。
具体的にはタイトルにある抑止力ってなんだろうっていう事なのですが、この日それを自分なりに解釈できたよう感じました。
原作のゲームをやっていないから、どういう経緯で歌われる歌なのかはわからないけどタイトルに恋ってついているから恋愛の曲ではあると思いますが
「いつか言うの「大好きだよ」」なんて部分は割との思ってることままな事もあってライブ中に聴いててもクルものがありましたね。いや、クルものがありましたね、じゃない。僕はここでメチャ泣いていた。
でも、僕が恋している目の前の人はもう結婚しているわけで、もう恋が叶わないなんてことはわかっているのだけれども、じゃあ恋が終わったのかと言われると別に気持ちは減ったりもしてないわけで、自分でもどうしていいかわからないという状態なんだよなと思った時に、そうか「お願いとめて…恋の抑止力」ってそういうことかとハッとしましたね。
この場合、僕の恋の抑止力は相手が既婚ってことなんだけど、この抑止力、まるで効いてねぇな(笑)

11.ストラトスフィア

1日目でそういうことじゃないぞと理解できていたから、バックの樹で心の大樹を思い出すことはな…くもなかったけど、前日よりはソワソワせずに聴けていた。
この曲がどういう経緯で選曲されたのだろうとかは、例えばヒーロー映画からのイメージだったりだとか想像はできはするんだけど、決定的なことはわからないので、ラジオなどで語られるのに期待したい。

12.深愛

1日目は誕生日公演だったこともあり確定だと思っていたのですが、2日目も歌ってくれるとは。
奈々さんの人生を漫画の主人公、ヒーローみたいだと感じている節もあるのでこの歌は奈々さんの人生を語る上で外せない曲だと思うから、こうして大事な部分で歌われているというのは嬉しいですね。
人気曲でもあるし、色んな意味で転機になった曲だとも思うので、選曲理由もたくさんあると思うから、これも少しでもラジオなどで語ってほしい曲。

幕間映像

幕間映像は基本的な流れは一緒で、ゲストが日替わりで三木眞一郎さんがミキジルシーとして登場してくれました。
この後のMCによると、どうやら奈々さんがアダムがお気に入りのキャラで三木さんにお願いしたって経緯みたいですね。
「TESTAMENT」の時の感想でどういう心情でこのタイトルにしたのかみたいなことを色々書いたわけだけれども、錬金術師側のキャラにも結構気持ちが入っていて、死にゆく者達の気持ちも入れたくて遺書って裏の意味をもたせているような気がしてきましたね。

13.FEARLESS HERO

この曲も両日歌われたわけですが、そういう意味ではこの曲にLIVE HEROESで共通して言いたいことが込められているような気もしています。
ヒーローという言葉からはアメコミとか特撮のヒーローを思い浮かべますが、この曲はDOG DAYSの主題歌ということもあって、ヒーローは日本語の勇者の英訳のようにも感じています。
我々ぐらいの世代が勇者というと、主にRPGの主人公のことを意味していたりしますが、勇者には共に旅するパーティーの仲間がいるものだし、そういえば奈々さんの公式サイトの名前も「NANA PARTY」だったなと思うと、奈々さんの連想するヒーローとは勇者のように仲間と協力して強大な敵と立ち向かっていく存在なのだと思います。

14.純潔パラドックス

BLADE MODEということでBLOOD-Cの曲は歌ってほしいと願っていて、それは「METRO BAROQUE」で叶っていたわけですがこっちも歌ってくれるとは…
BLOOD-Cといえばその存在の本質がそれまで生きてきた記憶にあるのか、それとも生まれながらに決まっているものなのかという話がありましたが
自分も今こうして奈々さんの事が大好きで一生懸命オタクしているのが、それまでのライブやイベントでの幸せな記憶がそうさせているのか、それとも生まれながらにしてのオタクなのかという悩みを抱えていますね(そこまで深刻に悩んでいるわけではない)
でも、この曲は奈々さんに純潔をささげてもらった曲でもあるし(この曲が発売したあたりのライブでの煽り文句)その後の二人の関係(というと言いすぎな気もするが)がどうなったのかということを考えると、単純に記憶だけで本質が決まるという話でもない気もしますね。

15.Vitalization

この曲はとても大好きなので、僕は余計なことを考える余裕がないぐらいはしゃいでいた。
あるいはこの曲でまた飛んでくれとも思っていたし、それは実現はしなかったわけなのだけれども、そんなこともこの瞬間には特に考えていなかった。
はしゃぎすぎるとこの曲の時に何していたかとか何考えていたかとかあんまり書けないですね(笑)

16.革命デュアリズム

この曲を歌うのは少し意外ではあったけど、セールス的には一番売れた曲でもあるし、MVでも剣を使っているしヴァルヴレイヴの10周年だしね。
歌うのが意外だったというのはやっぱりこの曲は観客も一緒に歌っているというのがこれまでのライブシーンでの定番でもあったから、声を出せない状況で歌うのかなって思っていたから。
でも逆に僕はこの曲を歌ってくれたのが嬉しかったですね。
というのは、みんなが歌えないからという理由でセットリストから「外さなかった」から、みんなが歌えないからというのはセットリストから外す理由としたら十分で、そういう風に考えていたら歌われていなかったと思うのだけれど、そうはしなかったことでセットリストを考える時に、歌う理由は考えても外す理由は考えていないというのがわかる感じで嬉しかったですね。
あと、この曲が歌われたことで思ったのが、紅白歌合戦で歌われた曲はこの2日間でほぼ網羅されている形になりますね。(1年に2曲歌った時は片方だけになるけど)

17.METANOIA

1曲目の「TESTAMENT」で色々書いたので、この曲に対しても語っておかねばなるまい。というのも、この曲を初めてライブで聴いた時に僕はとても狼狽えたからです。
と言ってもなんのこっちゃと思うのでここではそうなった理由を書いていこうかなと思います。
「TESTAMENT」の時にそういう覚悟の曲なのかなとも感じていたのですが、この曲を聴いた時にそれが変わったように感じたのですよね。
具体的にはライブで初披露された時(LIVE EXPRESS 神戸)の「二人の夢を貫け」って部分を聴いた時、なんていうかその二人は僕じゃないと思わず感じて泣いてしまっていました。
なぜその時そう感じたのかというとほとんど直感みたいなものなのですが、前の年からのちょっとした変化だったりを感じ取っていたのかもしれません。でも、一度そう感じてしまうとタイトルの「METANOIA」は心の変化、回心という意味だったり、逆に読むと「アイノタメ」って読めたりというのも、一度は歌に殉ずる覚悟を決めたけど、やっぱり愛のため、二人の夢のために生きますと言っているようにも感じられたりと、全てがそういうことのように感じてきてしまって、なんていうか、とてもショックでした。
じゃあこの曲が苦手なのかというとそういう事はなくて、曲を聴いた時に感情が湧き出す曲は、その感情の種類とは関係なく、特別な曲だということなので好き嫌いの話になると大好きですね。
そんなわけで、それ以来この曲はとても特別な曲という位置づけになるわけなのですが、自分にとって「TESTAMENT」と同じ日に歌われた、それも先に「TESTAMENT」で後に「METANOIA」が歌われたということに重要な意味があるのです。
さっきはショックを受けたと書いたけど、この時はもうそんなことはなくて、テンション上がって頭を振っていたので、あるいはこれの色々思う事はあるけれどとりあえず大好きだから全力で(頭を振って)応えるという感情が、ずっとわからないと言っていた愛というものなのかもしれないとかアホなことを考えていた(笑)

18.Synchrogazer

ノンストップで本編ラストの曲に突入、さらに曲は「Synchrogazer」ということでこれで高まらないことがあるだろうか。いや、ない。
この曲は多分、一番自分がわけわからないテンションになる曲なんだと思いますが、そうなってる理由は以前、まだ自分が地元の友人とかとよくカラオケとかに行ってた頃に、この曲でアホみたいに盛り上がっていたから、その時を思い出すというのもあるかもしれません。あるいは、その頃、一緒にライブ行ったりしていた楽しかった記憶を呼び起こされるからなのかもしれません。
この曲はシンフォギア1期の主題歌ですが、他の主題歌と比べた時に別れを感じる曲のようにも思います。それは多分、翼の奏への想いが一番入っている曲だからなのだと思いますが(以降の曲はそういう視点はないように思われる)、それが残った自分と他界してしまった友人(死んでない。オタクをやめたという意味のスラングの他界)への想いを呼び起こす要因なのかもしれません。
なんだかそれっぽいこと言ったけど、単に昔友達とカラオケとかで暴れていたのを思い出して、その時と同じペンライトの振り方をしていましたというだけの話ではある。(迷惑)


19.ミラクル☆フライト

アンコール曲。前の日はアリーナの一番後ろのブロック、この日は200レベルの後ろから2列目と、基本的に射程距離の長いオタクをさせてもらってるので数少ない近距離戦のチャンスを逃すわけには…
やっぱり正面に来たときには背を向けてしまいました。
むしろ、お前は黙ってついてこいという昭和の人的なアレだと解釈して高まることにした。
と、そんなことを考えているとこうやってなんでも自分の都合の良いように解釈して満足するというのは、ある意味で無償の愛みたいなもんなのかなと思っていた。まぁ、ライブやったりイベントやったりしてくれてるわけだから無償ではないんだけれども。

20.POP MASTER

そういえば、アンコールの2曲は変えてきませんでしたね。
この2曲だった理由はTL上でみた、ファンと一緒にMVを撮った曲というので正解なのかと思うけど
僕は「POP MASTER」と入れ替えで「POWER GATE」になったりとも考えてもいたので、ここではそうならなかった理由を考えてみたい。
とはいえ、多分それは僕が「POWER GATE」と入れ替えてくるかもと思った理由と同じで、去年同じ感じで入れ替えてやってるからという理由だと思われる。
ただそれだと、いきなり話が終わってしまうから、ここでというかこのライブで「POWER GATE」を歌わなかった意味を自分なりに考えようと思う。
「POWER GATE」はライブの定番曲で代表曲の一つでもあり、奈々さんに自分が歌いたいのは応援歌なのだと気が付かせたファンにとっても本人にとって非常に重要な曲だ。
このLIVE HEROESでみんなの応援が力となってステージに立っていられると何度も言っていたように、このライブはみんなの力を合わせたことで奇跡が起きていったというのが伝えたいことだったように思う。
そう考えると「POWER GATE」という曲はまさにその伝えたいことピッタリで、それをこのライブで歌わない理由がないようにも思える。でもそうしなかったのはなぜかと考えると、これもやはりライブのMC中にヒントがあって、奈々さんは自分にはヒーローみたいな特殊な力はなくて、みんなの力で立てているから、みんな一人一人がヒーローなんだというような事を言っていた。
そう考えると、今回のライブで歌われた曲は曲調や歌詞は違っても、自分を勇気づけてくれるような気もするし、奈々さんは一貫して自分達を鼓舞するような歌を歌いつづけてきてくれたように思うし、仮にこの中に「POWER GATE」が入っていたと考えた場合、力を合わせようみたいなテーマはこの応援歌のヒーロー的な曲が一身に背負ってしまう事になってしまい、一人一人がお互いを勇気づけるヒーローなんだという伝えたいこととは逆の印象になってしまうようにも思う。
まぁ、他の曲でも書いたように歌わない理由を探して外すようなことはあまりしないタイプのようにも思うから、単にもっと歌うべき曲があったというだけなのかもしれないけど、今回のライブで「POWER GATE」がなかったことで、もしかしたらこれまでに歌ってきたどの曲も、僕たちを勇気づけるために歌ってくれていたのかもしれないと思えたのが一つの発見だった。

21.Crystal Letter

この日はBLADE MODEということでシンフォギアの曲が多く歌われたのだけれど、この曲を歌う前にシンフォギアの原作者である金子さんとの出会いの作品の曲ということを言っていたのが嬉しかったですね。
奈々さんの人柄は自分が奈々さんの事を好きな理由のうち大きなウェイトを占める部分なのだけれど、こういう人との出会いを本当に大事にしているというのが伝わるのがいいですよね。
そんなわけで、もう曲紹介の段階から感極まっていた状態だったし、僕はこの曲でボロクソに泣いていたわけだけれども、泣いていた理由はそういう事ではなかった。
このライブ中に僕の感情はジェットコースターみたいに上下していたというのはここまでの感想の情緒不安定さを見れば理解してもらえるのかもしれないけど、アンコールあたりではむしろ穏やかさを取り戻していた。いや、落ち着いていたわけではなくて、途中色々な感情が渦巻いたりはしたけどやっぱり奈々さんのライブが好きだし、奈々さんの事が大好きなので、これからもずっとこうしていたいなぁって思って、「ミラクル☆フライト」のところでも書いたけど、こういう状態がずっと理解できないと言い続けていた愛だったりするのかなと思っていた。
でも、この曲を聴いた時に、ごめんやっぱこの感情は愛じゃないわってなった。特にサビの「どこまでも続く夢が好きだった あなたの笑顔が好きだった 普通の恋が嬉しかった」って部分はそのまんますぎて、僕はまだというか、もうずっと奈々さんに恋をしているんだなぁと感じて涙が溢れていた。
この「Crystal Letter」は恋が愛に近い感情に変わっていく人の歌なんだと思うけど、同じようにまだ恋しているのを自覚している人の歌だとも思うから、多分この日歌われた曲の中で一番自分の気持ちに近い歌だったように思う。
タイトルにLetter、手紙とあるけど、僕はこのnoteを書き始めたきっかけの出来事があったあと大好きな人に宛てて手紙を書いていて、本当に伝えたいことがあるときにとった手段が手紙だというのもこの曲を近く感じる理由なのかもしれない。まぁ、自分が書いた手紙はここで書いてあるような気持ちはまるで書けなかったのだけれども。

22.Glorious Break

そんなわけで、最後の曲となりました。
みんなの力のおかげでヒーローになれるという奈々さんが、この歌で「もうひとふりの力を下さい…」と言ってくれるのが、強そうに見えるこの人が本当はずっと心細くて震えていたんじゃないかというようにも思えて、なんというか、もっと力になってあげたくなりますよね。
とはいえ、みんなの声援を受けてこの曲を力強く歌い始める奈々さんはやっぱりカッコよくて、自分にとって心底憧れた最強のヒーローなのだと感じました。

まとめ

だいたい書きたいことは曲の感想中に書いてしまったのだけれど、そういえばRUNNER、HOME、HEROESで3部作みたいなことを言っていたインタビュー記事があったように記憶しているけど、それに対して自分が一通りライブに参加して感じた事をまとめとしたい。
RUNNERでは自分の感想日記のタイトルにも入れたけど、ずっと待っていると言ってくれた。HOMEではライブのタイトル通り、ここが帰る場所だと言ってくれた。そして、HEROESではみんなで力を合わせて未来を創っていこうと言ってくれた。
コロナがあって、ツアーが中止になったりライブができなかったことで、ともすると離れ離れになったようにも感じられたんだけど、もしかしたら向こうが感じていた孤独感は自分達以上だったのではないかと思う。僕らは大切な人一人と会えなくなったという形になるけど、向こうは一気に何万人と会えなくなるわけだからね。まぁ数の問題じゃないって気もするけど。
だから、いきなりライブ、ツアー再開ですこれまで通りですって気持ちになれなかったのは、向こうも同じだったのじゃないかなというように思う。それぐらいショックな出来事だったのではないかと。
と考えると、この去年から今年に行われたライブはライブができなかった感に失われたものを一つ一つ丁寧に取り戻していくために必要な作業だったのではないかというように思う。
今回のLIVE HEROESまで無事にやり終えたことで、取り戻すのはひと段落して、ここからはまたみんなで力を合わせて未知の冒険に旅立とうということだと思うと、次のツアーがより楽しみになってきませんか。

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