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人生で最初に受け取ったもの

お久しぶりです。またははじめまして!
海太郎(うみたろう)です。
この頃は暖かい日が続いていますね。
皆さんはいかがお過ごしでしょうか?

突然ですが、いよいよ私も就活生になりました。
卒業年度としては26卒にあたるのですが
既にサマーインターンの募集が始まっていたりと
本格的に就活が始まってきたなと感じています。

「まだまだ全然方向感掴めてないよ」と思う一方で
これから就職活動という場を借りて
目にしたり耳にしたりできる様々な体験は
きっと私にとってかけがえのない
貴重な機会になるだろうと自覚しています。

普段会うことのできないような方々とも
たくさんお話しすることができるでしょう。
私が就職活動を終えたときに
どのようなモノの見方をして
何に対して前のめりになっていくのか
とても楽しみだなと思います。

生の起源を辿る

さて、ESでもしかり面接でもしかり
就職活動は自分を紹介する機会に
恵まれていると思います。

中でも、"自分の名前"については
特殊な選考を除いて
必ず聞かれる項目のひとつだと思います。

ただ、普段何気なく口にしてきた名前ですが
"そこにどんな意味が込められていたのか"
については、
あまり意識することなく過ごしてきました。

友達の言葉を借りると、
名前というのは
"人生にはじめて意味づけされたもの"であり、
名前の由来を深く知るということは
"生の起源に触れること"であると私は思います。
(↑ちょっと大げさかもしれないけどね)

そこで今回は、私の親が
"どんな想いを込めて名前をつけてくれたのか"を
紐解いていくとともに
"人生の中で見出してきた私なりの解釈"も添えて
名前紹介をしてみたいと思います。

海のような広いこころで

私に「海」という名前をつけてくれたのは
29歳の父親でした。

若かりし頃の父は、典型的な昭和の遊び人で
バイクを乗り回しては朝になるまで遊び呆けたり
はしごはしごの毎日を送っていたそうです。

一方で、勉学の方も要領よくこなしていたみたいで
中学3年生の頃の成績は
本人いわくオール5だったそうです。
(↑ほんとか?と私は疑っている笑)

そんな父ですが、当時好きな女の子がいたそうで。
高校選びの軸は、
学校の進学実績でも、学校の学力レベルでもなく
"その女の子がいるかどうか"で選んだみたいです。

結局、その女の子は別の学校に進学し
疎遠になってしまったみたいなのですが、、、
父らしい一面が垣間見えるようなエピソードです。

そんな自由を愛する父が
「海」という名前を私につけてくれたのには
"海のような広いこころでいてほしい"
という願いからだったそうです。

私はこの「海」という名前を
心から気に入っていますし、
父が名前に込めてくれた願いが
間違いなく人生指針のひとつになっていると
胸を張って言うことができます。

一方で、気に入ってる名前だからこそ
「どんな想いを込めたのか(Whatへの問い)」
だけではなくて
「なぜその想いを込めたのか(Why?への問い)」
という背景の部分に
もっと深い何かがあるのではないか
と考えるようになりました。

託されたバトン

例えば、後悔や反省といった感情です。

自由な性格を持つ父ですが
感情表現に関しては
不器用な一面を持っていました。

家庭内でも
特に自分から会話を始めることはなく
常にどこか壁をつくっていました。

よくよく考えたら
父が弱音を吐いてるところなんて
一度も見たことない。

私はビールの本数を数えては
今日の父の機嫌を確かめたりしてました。

もしかしたら、
不器用でつよがりな性格を持っているがゆえに
色んな後悔がこれまであったのかもしれません。

人に強くあたってしまい
「あぁもっと広い心を持てたらな」と
反省したこととかがあったのかもしれません。

父はバイクを走らせて、
どんな海を見たのでしょうか。
その海を見て、何を感じていたのでしょうか。

「海」という名前には
"海のように広いこころで"という願い以上に
これまでの人生を教訓とした
ある種の "託し" に近い想いが
込められているのかなと思いました。

"託し"として受け取ると、
どこか重く感じられてしまうかもしれませんが
父も母も、きっと私の幸せを強く願って
「海」という名前をつけてくれたに違いありません。

不幸せを願って名前をつける親なんて
きっとこの世にいないですから。

託された命のバトンをどう受け取って
どのように解釈していくのか。

はたまた、新しい命にバトンを渡すとき
何を伝えていくのか。

それは「海」という名前の受け手である私が
これからの人生を通して
ゆっくり決めていけばいいのかなと思っています。

お父さん、お母さん。
素敵な名前を授けてくれてありがとう!

最後に

ここまで読んでくださりありがとうございました。

つくづく私は
人に生かされているなと感じます。

私が「海」という名前を好きでいられるのも
笑顔で私の名前を読んでくれる存在が
周りにいてくれるからだと思います。

次に面接で名前を求められたら
堂々とした大きな声で
私の名前を伝えたいと思います。

最後になりましたが、
これまでの人生を通して
「海」という私の名前に見出してきた
いくつかの解釈を添えて
この文章を締めたいと思います。

本当にありがとうございました。

「海」に対する7つの解釈

1. 海のように広いこころを持って
2. 海のように深い思考を持って
3. 全ての源、まずは私からという姿勢を持って
4. 時には愛あるしょっぱさを持って
5. 自由で柔軟な発想を持って
6. 寄せては返す、与え合えるような強さを持って
7. 暗さも知った、明るい蒼さを持って

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