見出し画像

20211128 SHIFT_CONTROLの話

2021年11月28日仙台enn3rd
SHIFT_CONTROL「inVisible」tour
folca/SHIFT_CONTROL

こんなにSHIFT_CONTROLがすき!!!!!と最近言い続けているけれど、実は初めてのシフコンのライブでした。
やっっっとなんだよ。死ぬ前に一つ夢が叶ってしまった。

私が初めてSHIFT_CONTROLに出会ったときはまだ病気のびの字も知らなかったし、コロナなんてものもなかったし、マスクをするのなんて花粉症シーズンくらいだった。

そのときは「Shift Control」という名前だった。知人に教えてもらったぺトリコールという曲。衝撃だった。

そのすぐ後、体調を崩して取り置きしていたライブをキャンセルする日々だった。シフコンのライブもキャンセルしたからよく覚えてる。

そのあとは、なんやらかんやら閉鎖病棟入院やらあって、久しぶりに外の世界に出られたときShift Controlが「SHIFT_CONTROL」になったことを知った。(あとぺトリコールのMVが消えててちょっと泣いた)
Shift ControlがSHIFT_CONTROLになっても、やっぱりこのバンドの音楽は大好きだった。

入院前も入院中も、そのあとも、ずっとずっとシフコンを聴き続けてきたからか初めてライブにきた感じがしなかった。
始まってから終わるまで楽しくて仕方がなくてどきどきして、あっというまだった。「夢みたい」ってきっとこういうことなんだと思った。

あのとき、音楽は私を救ってなんかくれなかった。
音楽が好きでも死にたい気持ちは消えなかったし、音楽が好きでも首を吊ったし、音楽が好きでも病気は治らなかったし。
超絶最悪なことに、自分を救うのは自分しかいなかった。
でも、自分で自分を救う手助けをしてくれた。結局は自分がどうにかしなきゃいけないことには変わりないけれど、そばにいてくれるとか、今日みたいに楽しい気持ちにしてくれるとか、それだけでも違うよね。
だって実際私まだ生きてるし。

自分で自分を救うための、材料の引き出しを増やしたい。そしてその引き出しの中にSHIFT_CONTROLというバンドがいてくれること、私は幸せに思う。このバンドに出会えてよかった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?